C言語基礎 PartⅣ

「C言語入門 PartⅣ」は、
これまでに学んできたC言語の知識をつなぎ合わせ、実用的なプログラムを完成させる力を身につけるための、シリーズ最後のステップです。

まずは、文字列とポインタの関係をじっくり整理します。
配列としての文字列と、ポインタとしての文字列の違いを理解することで、これまで少しあいまいだったポイントが、すっきりと見えてきます。
標準ライブラリ関数を使った文字列操作も学び、実践的なコードの書き方に慣れていきます。

次に登場する 構造体 の章では、
関連するデータをまとめて扱う方法を学びます。
構造体の配列や、構造体をメンバに持つ構造体などを通して、「小さなプログラム」から「少し大きなプログラム」へと視野を広げていく内容になっています。

続く ファイル入出力処理 では、
ファイルの読み書きやデータ保存といった、実際のアプリケーションで欠かせない処理を学びます。
テキストファイルとバイナリファイルの違いを理解しながら、「プログラムの実行結果を残す」しくみを体験できます。

さらに、付録では C言語の歴史や標準規格 にも触れ、「なぜC言語は今も使われ続けているのか」を知ることで、学んできた内容をより深く理解できるようになります。

この PartⅣ を終えるころには、
C言語の基本から応用までが一本につながり、自分で考えてプログラムを組み立てられる力が身についているはずです。
独学でC言語をしっかり学びきりたい方にとって、達成感のある締めくくりとなる内容です。

C言語学習のゴールとして、
そして次のステップへ進むための土台として、ぜひこの PartⅣ に取り組んでみてください。

11章:文字列とポインタの関係

文字列を配列として扱う方法と、ポインタとして扱う方法の違いを解説します。文字列操作関数の仕組みを理解し、安全で効率的な文字列処理ができる力を養います。

01 文字列とポインタ02 配列の文字列とポインタの文字列の違い
03 文字列の配列04 ポインタによる文字列の操作
05 文字列のコピー06 ポインタを返す関数
07 文字列の不正なコピー08 文字列処理と strlen 関数
09 文字列関連の標準ライブラリ10 strcat と strncat の違い
11 strcmp と strncmp の違い12 atoi と atof の使い方
13 11章のまとめ

12章:構造体によるデータ管理

構造体を用いて複数のデータを関連付けて管理する方法を学びます。構造体配列や入れ子構造を通して、実践的なデータ構造設計の考え方を理解します。

01 関連データをまとめる構造体02 構造体の基礎
03 構造体とアロー演算子04 typedefで構造体を使いやすくする
05 現実世界と構造体06 構造体を返す関数
07 構造体の配列08 構造体をメンバに持つ構造体
09 構造体を使ったデータ設計10 12章のまとめ

13章:ファイル入出力処理

ファイルとストリームの概念を学び、ファイルのオープンやクローズ、読み書きを行います。テキストファイルとバイナリファイルの違いを理解し、データを保存・再利用する処理を習得します。

01 ファイルとストリーム02 ファイルのオープン
03 ファイルのクローズ04 ファイルデータの集計
05 日付と時刻の書き込み06 現在の日付と時刻の取得
07 前回実行時の情報を取得08 ファイルの中身の表示
09 ファイルのコピー10 テキストファイルとバイナリファイル
11 ファイルのダンプ12 printf関数とscanf関数
13 printf関数の形式14 scanf関数:書式付きの入力
15 13章のまとめ

Appendix:C言語の歴史と標準規格

C言語の誕生から標準化の流れを解説します。標準Cの考え方を知ることで、言語仕様の背景や移植性への理解を深め、より広い視点でC言語を学べるようになります。

01 C言語の歴史02 標準規格と標準C