C言語のきほん|VS Codeを導入する

最初の一歩はここから。VS Codeを入れて、C言語の学習環境を気持ちよくスタートしよう。

ここからは、C言語の学習に必要な開発環境づくりを進めていきます。
はじめての方でも大丈夫です。順番どおりに進めれば、Windows 11 でも無理なくセットアップできます。

今回の中心は Visual Studio Code(VS Code) です。VS Code は、軽くて使いやすく、拡張機能も豊富なコードエディターで、C言語の学習にもとても相性がいいです。公式サイトでも Windows 10 / 11 向けのダウンロードが案内されていて、Windows 用の User Installer / System Installer など複数の形式が用意されています。(Visual Studio Code)

また、VS Code の Windows インストールでは、通常は code コマンドを使えるように PATH の設定も行われる想定になっており、インストール後にコマンドプロンプトや PowerShell を再起動すると反映されます。(Visual Studio Code)

このあと、インストーラーのダウンロードから起動までを、流れが見える形で丁寧に整理していきます。
途中で出てくる PATHインストーラーの種類 といった用語も、表と図でわかりやすく説明します。

VS Codeを導入する 全体の流れ

まずは、今回やることを全体像でつかんでおきましょう。

図:導入の流れ(全体像)

この図は、細かい画面操作の前に「何をどの順番でやるのか」を確認するためのものです。
最初に全体の流れを見ておくと、途中でダイアログが出てきても落ち着いて進められます。

VS Codeって何をするソフト?

VS Code の役割を先に理解しておくと、導入の意味がつかみやすくなります。

VS Codeの役割(C言語学習の視点)

項目役割C言語学習での使いどころ
コードエディタープログラムを書くCソースコード(.c)を作成・編集する
表示支援見やすく表示する色分け、インデント、補完で読みやすくなる
ターミナル連携コマンドを実行するgcc でコンパイル、実行ファイルを起動する
拡張機能機能を追加するC/C++ 拡張で補完やエラー表示を強化
作業の整理フォルダー単位で開く学習用の演習フォルダーを管理しやすい

この表のポイントは、VS Code はコンパイラーそのものではない という点です。
VS Code は「書く・見やすくする・実行しやすくする」ための中心ツールで、実際のコンパイルは gcc などのコンパイラーが担当します。

インストール手順の詳細(Windows 11)

ここから、インストール手順を順番に整理して解説します。
操作そのものだけでなく、「なぜその選択でいいのか」も合わせて説明します。

1.インストーラーのダウンロード

まず、Visual Studio Code 公式のダウンロードページにアクセスして、Windows 用のインストーラーをダウンロードします。公式のダウンロードページには Windows 10 / 11 向けの User Installer や System Installer が並んでいます。(Visual Studio Code)

ダウンロード時に確認したいポイント

確認項目内容補足
公式サイトを使うVS Code公式ページから取得安全性の面でも重要
Windows版を選ぶWindows 11 なら Windows 用を選択x64 が一般的
ダウンロード先通常は ダウンロード フォルダーブラウザによって表示は少し違う
ファイル形式.exe(インストーラー)すぐにセットアップ開始できる

図:ダウンロード時のイメージ

この図は、ブラウザ操作からファイル確認までのつながりを示しています。
Microsoft Edge では ダウンロードフォルダーを開く ボタンが表示されることがあります。ほかのブラウザでは、ファイルエクスプローラーで手動で ダウンロード フォルダーを開けばOKです。

2.インストーラーの実行

ダウンロードした VSCodeUserSetup-x64-(バージョン情報).exe をダブルクリックして、セットアップを開始します。公式の Windows セットアップ手順でも、ダウンロード後に VSCodeUserSetup-{version}.exe を実行する流れになっています。(Visual Studio Code)

ここで出てくるファイル名の意味

意味
VSCodeUserSetupユーザーごとのインストール方式
x6464bit版
バージョン情報その時点のVS Codeのバージョン
.exeWindowsの実行ファイル(インストーラー)

ファイル名の一部が違っていても慌てなくていい というのがポイントです。
バージョン番号は更新のたびに変わるので、名前が少し違って見えても、VSCodeUserSetup と .exe が確認できれば大丈夫です。

3.使用許諾契約書の同意

セットアップを進めると、使用許諾契約書の画面が表示されます。
ここでは、内容を確認したうえで 同意する を選択し、次へ をクリックします。

この画面での操作の意味

操作役割
同意する を選択ライセンス条件に同意する
次へ をクリック次の設定画面へ進む

ここは操作自体はシンプルですが、インストーラーではよく出る画面なので、今後ほかの開発ツールを入れるときにも同じ流れが出てきます。
「同意 → 次へ」という基本パターンに慣れておくと、今後の環境構築がぐっと楽になります。

4.インストール先の指定

インストール先の指定画面では、特別な理由がなければ 変更しない のが基本です。
VS Code の公式 Windows セットアップ説明でも、ユーザーセットアップ時の既定インストール先はユーザーの AppData 配下(C:\Users\{Username}\AppData\Local\Programs\Microsoft VS Code)とされています。(Visual Studio Code)

また、続けて表示される スタートメニューフォルダーの指定 も、通常はそのままで問題ありません。

インストール先をそのままにしてよい理由

理由説明
トラブルが少ない既定の場所は想定どおりに動作しやすい
管理しやすい公式説明どおりの構成になりやすい
初心者向け学習段階ではカスタム設定の必要がほぼない

最初は標準設定で進めて、慣れてから自分好みに調整するのがおすすめです。

5.追加タスクの選択(PATHの追加が重要)

スタートメニューフォルダーの指定では、「次へ」をクリックします。

ここがとても大事なポイントです。
追加タスクの選択 画面では、PATHへの追加(再起動後に使用可) にチェックが入っていることを確認します。

「インストール」ボタンをクリックして、インストールを開始します。

インストールが始まります。

インストールが完了すると、「セットアップウィザードの完了」画面が表示されます。「完了」をクリックすると、VS Codeが起動します。

追加タスクで特に重要な項目

項目重要度理由
PATHへの追加★★★コマンドから code を使えるようにするため
その他の項目★〜★★好みに応じて設定してOK

図:PATHのイメージ(住所のたとえ)

この図は、「PATHは住所のようなもの」という説明を具体化したものです。
PATH に VS Code の場所が登録されていると、毎回フルパスを入力しなくても code だけで起動できるようになります。

公式ドキュメントでも、Windows と Linux のインストールでは通常 PATH に追加される想定で、必要なら手動追加できることが案内されています。(Visual Studio Code)

6.インストール実行とVS Codeの起動

インストール準備完了 の画面で内容を確認したら、インストール をクリックします。
完了後に Visual Studio Code を実行する にチェックが入っていることを確認して、完了 をクリックすると VS Code が起動します。

完了画面で確認するポイント

確認項目内容
実行チェックVisual Studio Code を実行する にチェック
完了ボタンセットアップを閉じて VS Code を起動
反映確認必要なら PowerShell / コマンドプロンプトを再起動

ここでのポイントは、PATH 反映のためにターミナル再起動が必要なことがある という点です。
公式の説明でも、PATH の反映にはコンソールの再起動が必要とされています。(Visual Studio Code)

VS Codeのインストール後にやっておくと安心な確認

導入直後に、最低限これだけ確認しておくと安心です。

インストール直後の確認チェックリスト

確認内容確認方法正常な状態の例
VS Codeが起動するスタートメニュー or デスクトップから起動画面が開く
ターミナルから起動できるPowerShellで code --helpヘルプが表示される
フォルダーを開ける任意フォルダーで code .VS Codeでそのフォルダーが開く

補足:code コマンドの確認

VS Code の CLI ドキュメントでは、ヘルプ確認に code --help、フォルダーを開く操作に code . が案内されています。(Visual Studio Code)

もし code コマンドが使えない場合は、まずは PowerShell またはコマンドプロンプトをいったん閉じて、開き直す のが第一候補です。
それでもだめなら、VS Code を再インストールして PATH のチェックを見直すと解決しやすいです(公式 FAQ でも path 認識の問題に触れられています)。(Visual Studio Code)

まとめ

VS Code の導入は、C言語学習のスタート地点としてとても大事な作業です。
とくに今回のポイントは次の3つです。

  • 公式サイトから Windows 用インストーラーをダウンロードする
  • インストール先は基本そのままで進める
  • 追加タスクの PATH への追加を必ず確認する

この3つを押さえておけば、あとで gcc の導入や C言語のビルド・実行に進むときもスムーズです。
次のステップでは、Cコンパイラー(gcc系)を用意して、VS Code から Cプログラムを実際に動かせる状態にしていきましょう。