
C言語入門|1章の練習問題
C言語の学習では、「知識を読んで理解する」だけでなく、
実際に手を動かして試すことがとても大切です。
1章では、C言語プログラムの作成から実行までの流れ、main関数、文(statement)の書き方、基本的な命令などを学びました。
ここでは、それらの内容をしっかり定着させるために
練習問題+解答例と解説をセットで紹介します。
やさしい問題から入り、少しずつ理解を深められる構成です。

C言語プログラムの基本構成を理解しよう
まず、1章で登場した重要キーワードを再整理します。
C言語プログラムの開発手順(図解)

図の説明
- 左はエディタで書く ソースコード(.cファイル)
- 中央はコンパイルで 実行可能形式(例:a.out) に変換
- 右はその実行ファイルを 実行して動作確認
1章で登場した基本命令と用語まとめ
基本命令・構文一覧
| 項目 | 書式 | 役割 |
|---|---|---|
| main関数 | int main(void) { … } | プログラムの最初に実行される特別な関数 |
| printf | printf("文字列"); | 画面にメッセージを表示する命令 |
| return文 | return 数値; | main関数の終了を示し、OSに終了状態を返す命令 |
| コメント | /* … */ または // … | 人間向けの説明を書く部分。実行時には無視される。 |
| ブロック | { … } | 文をまとめて1つのグループにする領域 |
サンプルプログラム
ここでは、元の例とは異なる内容のサンプルを使います。
#include <stdio.h>
int main(void) {
printf("Learning C step by step!\n");
printf("Keep practicing and enjoy coding!\n");
return 0;
}このプログラムのポイント
- printfで2つのメッセージを表示
- 最後はreturn 0; で正常終了を示す。
1章の練習問題
【練習1-1】
次の文章のア~エに入る適切な語句を書いてください。
C言語でプログラムを作成するときは、まず(ア) を用いてソースコードを記述します。
作成したファイルは、拡張子が (イ) のテキストファイルとして保存します。
次に、(ウ) と呼ばれるツールによってソースコードを翻訳し、コンピュータが理解できる形式に変換します。
この変換後のファイルは、(エ) として実行することができます。
【解答例と解説】
| 記号 | 答え | 解説 |
|---|---|---|
| ア | エディタ | ソースコードを書くための編集ツール(例:Visual Studio Code など) |
| イ | c | C言語のソースファイルの拡張子 |
| ウ | コンパイラ | ソースコードを機械語(実行形式)へ翻訳するツール |
| エ | 実行ファイル(例:a.out) | コンパイルされた後で実際に動かせる形式 |
解説まとめ
- エディタ:ソースを書くためのソフトウェア
- .cファイル:C言語の基本的なソースファイル形式
- コンパイラ:C→機械語へ変換する必須ツール
- 実行ファイル:コンパイル結果として動くファイル
【練習1-2】
次の文章のうち、正しいものをすべて選びなさい。
(ア) printfはメッセージ表示に使う標準関数である。
(イ) return文は必ず0でなければならない。
(ウ) C言語では、大文字と小文字を区別する。
(エ) コメントはプログラムの動作に影響しない。
(オ) ブロックを表す波かっこ { } は省略できる。
【解答例と解説】
正解:ア、ウ、エ
| 記号 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| ア | 正しい | printfは標準ライブラリstdio.hで提供される。 |
| イ | 誤り | returnは0以外でも良い(終了状態を表す) |
| ウ | 正しい | C言語はCase-sensitive(大小区別) |
| エ | 正しい | コメントはコンパイル時に無視される。 |
| オ | 誤り | 原則省略不可。if文などで単文の場合のみ例外あり。 |
【練習1-3】
次のコードを、インデントと改行を使って 読みやすく整形してください。
#include <stdio.h>
int main(void){printf("Start!\n");printf("Finish!\n");return 0;}【解答例と解説】
#include <stdio.h>
int main(void) {
printf("Start!\n");
printf("Finish!\n");
return 0;
}ポイント解説
- mainの後は改行してブロックを開始
- ブロック内の文は4スペース程度インデント
- 各printfを1行にまとめず、読みやすさを優先
【練習1-4】
次の文を読んで、ア~エに入る語を答えてください。
C言語では、画面に文字を表示するために (ア) を使用します。
また、文の終わりには必ず (イ) を書きます。
複数の文をまとめるための記号は (ウ) と呼ばれ、プログラムの開始位置を示すためには (エ) 関数を使います。
【解答例と解説】
| 記号 | 答え | 解説 |
|---|---|---|
| ア | printf | 画面表示の標準関数 |
| イ | セミコロン(;) | 文の終了を示す記号 |
| ウ | ブロック({ }) | 文をグループ化する。 |
| エ | main | プログラムの起点となる関数 |
【練習1-5】
次のソースコードを読み、表示結果を答えてください。
#include <stdio.h>
int main(void) {
printf("Hello,\n");
printf("C language!\n");
return 0;
}【解答例と解説】
表示結果
Hello,
C language!