
C言語基礎|C言語で使う記号の読み方
プログラムは「記号」を読むところから始まる
C言語のプログラムを初めて見ると、
英単語よりも先に、たくさんの 記号 が目に入ってくるかもしれません。
プロジェクト名:chap1-6-1 ソースファイル名:chap1-6-1.c
#include <stdio.h>
int main(void) {
printf("Result = %d\n", 10 + 5);
}このように、C言語では
記号そのものが意味を持つ重要な要素
として使われています。
そのため、
- 記号をどう読むのか
- どんな場面で使われるのか
を知っておくと、プログラムが一気に読みやすくなります。
この章では、C言語でよく使われる記号について、
正式な読み方だけでなく、現場でよく使われる俗称も含めて
整理していきます。

C言語で使う主な記号と読み方
以下の表は、C言語でよく使われる記号文字と、その読み方をまとめたものです。
実際の授業や現場では、複数の呼び方が混在して使われることも珍しくありません。
記号文字の読み方一覧
| 記号 | 主な読み方(正式・俗称) |
|---|---|
| + | プラス、正符号、たす |
| - | マイナス、負符号、ひく、ハイフン |
| * | アスタリスク、スター、かける |
| / | スラッシュ、わる |
| \ | 逆斜線、バックスラッシュ |
| ¥ | 円記号、円マーク |
| % | パーセント |
| . | ドット、ピリオド |
| , | カンマ、コンマ |
| : | コロン |
| ; | セミコロン |
| ' | シングルクォーテーション |
| " | ダブルクォーテーション |
| ( | 左丸括弧、左パーレン |
| ) | 右丸括弧、右パーレン |
| { | 左中括弧、左ブレイス |
| } | 右中括弧、右ブレイス |
| [ | 左角括弧、左ブラケット |
| ] | 右角括弧、右ブラケット |
| < | 小なり、左アングル |
| > | 大なり、右アングル |
| ? | クエスチョン、はてな |
| ! | エクスクラメーション、びっくり |
| & | アンパサンド |
| ~ | チルダ |
| _ | アンダースコア |
| ^ | キャレット、ハット |
| # | シャープ、ハッシュ |
| = | イコール |
この表のポイントは、
「正解は1つではない」
という点です。
たとえば * は、
- アスタリスク
- スター
- かける
など、状況によって呼び方が変わります。
日本語環境特有の注意点(¥ と \)
日本で多く使われている JISコード の環境では、
バックスラッシュ \ の代わりに円記号 ¥ が表示される
ことがあります。
見た目は円記号でも、
内部的にはバックスラッシュとして扱われる
点が重要です。
この違いは、
文字列中の \n や \t
といった表記を学ぶ際に混乱しやすいポイントなので、
「見た目と意味が違う場合がある」
と覚えておきましょう。
記号は「意味を区切る役割」を持つ
C言語では、記号は単なる飾りではありません。
たとえば次の1行を見てください。
printf("Total = %d\n", 8 + 6);| 記号 | 役割 |
|---|---|
| ( ) | 関数呼出しの範囲 |
| " " | 文字列の範囲 |
| % | 書式指定の開始 |
| , | 引数の区切り |
| + | 加算演算 |
| ; | 文の終わり |
このように、
記号があることでプログラムの構造が決まる
のです。
記号を含むサンプルプログラムを見てみよう
ここで、記号の使われ方を確認するために、
簡単なサンプルプログラムを見てみましょう。
プロジェクト名:chap1-6-2 ソースファイル名:chap1-6-2.c
// 二つの数値を足して結果を表示する
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("計算結果は%dです。\n", 12 + 9);
return 0;
}実行結果
計算結果は21です。プログラム中の記号を分解して理解する
このプログラムには、次のような記号が使われています。
| 記号 | 使われている場面 | 意味 |
|---|---|---|
| # | #include | 前処理命令 |
| < > | <stdio.h> | ヘッダファイル指定 |
| ( ) | main(), printf() | 引数の範囲 |
| " " | 文字列 | 表示する文章 |
| % | %d | 数値の埋め込み |
| + | 12 + 9 | 加算 |
| \n | 改行 | 表示位置を変える |
| ; | 文末 | 文の終わり |
最初は覚えることが多く感じるかもしれませんが、
プログラムを読む回数が増えるほど、自然に目が慣れてきます。
記号を正しく読むことの大切さ
授業や書籍、職場での会話では、
- カッコ閉じて
- セミコロン忘れてるよ
- アスタリスク付けて
といった 口頭での指示 が頻繁に登場します。
そのため、
記号を見て、聞いて、すぐにイメージできること
は、C言語学習の土台になります。
演習問題
演習 1-1
20 から 45 を引いた値を計算して、
次のように表示するプログラムを作成せよ。
20から45を引いた値は-25です。解答例
プロジェクト名:chap1-6-3 ソースファイル名:chap1-6-3.c
// 20から45を引いた結果を表示
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("20から45を引いた値は%dです。\n", 20 - 45);
return 0;
}