
【6日でできるHTML&CSS入門】style属性で指定する
序章 ―“ここだけ装飾”を一瞬で実現する style属性―
―“ここだけ装飾”を一瞬で実現する style属性―
外部 CSS や <style> ブロックはページ全体のデザインを一括管理するのに最適ですが、「この一行だけ色を変えたい」「テストとして一度だけ大きさを調整したい」といった場面では style 属性(インライン CSS) が手早い解決策になります。ここでは style 属性の書式・利点・注意点を、動作確認できるサンプルコードとともに解説します。

1.style 属性の書式と基本仕様
1.1. 3 要素は外部 CSS と同じ
| 要素 | 説明 | インライン記法例 |
|---|---|---|
| セレクタ | 省略(要素そのものが対象) | ― |
| プロパティ | 変更項目 | color |
| 値 | 設定内容 | #ff6600 |
インラインの場合は「セレクタが不要」な点が最大の違いです。
1.2. 構文テンプレート
<tag style="プロパティ1:値1; プロパティ2:値2;">
…内容…
</tag>- 各組は
;(セミコロン) で区切る - 属性値は ダブルクォーテーション で囲む
2.サンプルで学ぶ style 属性
2.1. lesson24_1.html
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head><meta charset="UTF-8"><title>インラインCSS入門</title></head>
<body style="background:#fafad2; color:#222;">
<h1 style="color:#d00000; font-size:220%;">style属性だけで装飾</h1>
<p>外部スタイルなしでも、このタグだけ彩れます。</p>
</body>
</html>表示結果

- 背景:淡いレモン色
- h1:濃い赤・大きめ文字
2.2. lesson24_2.html(要素ごとに異なる装飾)
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head><meta charset="UTF-8"><title>タグごとに別スタイル</title></head>
<body>
<h2 style="color:#008c8c;">見出し A</h2>
<p>これは標準書式。</p>
<h2 style="color:#ff8c00; font-size:150%;">見出し B</h2>
<p style="background:#fff4e6;">こちらの段落は背景付き。</p>
</body>
</html>表示結果
2 つの <h2> がまったく別デザイン。段落も片方だけ背景を持つ。

3.style 属性のメリット & デメリット
| 視点 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 手軽さ | ファイル分割不要、即時反映 | 大規模になると保守困難 |
| 局所適用 | 1 要素のみ変更可 | コード量が増え HTML が読みにくい |
| 優先度 | 外部 CSS を上書きできる | “!important 病”と並び衝突要因に |
Best Practice: 原則は外部 CSS、例外的な微調整だけ style 属性。
4.タグ & プロパティ早見表(本章で使用)
| タグ/属性 | 説明 | 使用例 |
|---|---|---|
| <body style=""> | ページ全体の即席カラー | background:#fafad2; |
| <h1 style=""> | 見出しだけサイズ変更 | font-size:220%; |
| color | 文字色 | color:#d00000; |
| background / background-color | 背景色 | background:#fff4e6; |
| font-size | フォントサイズ | font-size:150%; |
まとめ
- style 属性 は セレクタ不要 でプロパティと値を直接書く“局所装飾ツール”。
- 書式は
style="プロパティ:値; …"—最後の;を忘れずに。 - ページ全体の統一感や再利用性は外部/内部 CSS、差分微調整は style 属性と 役割分担 するのがスマートな運用です。
