C言語基礎|まずはC言語を動かしてみる

まずは慣れよう 〜「触ること」と「理解すること」のバランス〜

もし、物ごとに慣れるだけで上達するのであれば、
長く親しんだ人ほど、自然と“上手”になっていくはずですよね。

ところが現実は、そう単純ではありません。
スポーツでも、間違ったフォームのまま練習を続けると、
かえってクセが強くなり、どんどん“下手”になってしまうことがあります。

プログラミングも同じです。
ただ慣れるだけでは、なかなか力は身につきません。

とはいえ、
実際に触らずに理解だけしようとしても、前に進めない
のも事実です。

そこでこの章では、
画面への表示や簡単な計算を行うプログラムを通して、
「C言語を動かすとはどういうことか」
を体験しながら学んでいきます。

まずは「表示」を行ってみよう

コンピュータでどれだけ正しい計算を行っても、
その結果が画面に表示されなければ、私たちには分かりません。

C言語では、
計算 → 表示
という流れが基本になります。

まずは、画面に数値を表示するプログラムを作ってみましょう。

整数の計算結果を表示するプログラム

コンピュータは「電子計算機」と呼ばれるように、
最も得意な仕事は計算です。

ここでは C言語を使って、次の処理を行います。

整数値 24 と 18 を加算し、その結果を画面に表示する

この例を通して、
C言語の基本構造と「表示の仕組み」を確認していきます。

サンプルプログラムの入力

エディタを使って、次のプログラムを入力します。
大文字と小文字、半角と全角は厳密に区別されるため、
書かれているとおりに入力してください。

サンプルプログラム

プロジェクト名:chap1-3 ソースファイル名:chap1-3-1.c

/* 整数値24と18を加えた結果を表示 */

#include <stdio.h>

int main(void)
{
    printf("%d", 24 + 18);   // 整数値24と18の合計を10進数で表示

    return 0;
}

プログラム全体の構成を理解しよう

まずは、プログラム全体を表で整理してみましょう。

内容役割
#include <stdio.h>標準入出力の指定画面表示機能を使う準備
int main(void)メイン関数プログラムの開始地点
printf表示命令数値を画面に出力
return 0終了処理正常終了を示す

この表は、「C言語のプログラムがどのような部品で構成されているか」を示しています。
ここでは細かい意味を完全に理解できなくても問題ありません。
「こういう形で書くものなんだ」 と把握できれば十分です。

命令の書式と役割を確認しよう

include <stdio.h>

この行は、
画面に文字や数値を表示する機能を使うための準備
を行っています。

stdio.h には、printf などの表示用の命令が定義されています。

int main(void)

main は、
C言語プログラムの実行が始まる場所
です。

コンピュータは、必ず main から処理を開始します。

要素意味
int終了時に整数値を返す
mainプログラムの入口
void引数を受け取らない

printf

printf は、
画面に表示するための命令
です。

今回のプログラムでは、

printf("%d", 24 + 18);

と書かれています。

部分意味
%d整数を表示する指定
24 + 18計算式

この行で、
「24 + 18 の計算結果を整数として表示する」
という処理が行われます。

return 0

return 0 は、
プログラムが正常に終了したことを示す命令
です。

この行に到達すると、C言語のプログラムは終了します。

実行結果を確認してみよう

プログラムを実行すると、画面には次のように表示されます。

42

これは、
24 + 18 の計算結果
がそのまま表示されたものです。

「計算 → 表示」
という流れが、きちんと動いていることが確認できますね。

入力時の注意点

C言語では、次の点に特に注意が必要です。

注意点内容
半角文字英字・数字・記号は必ず半角
大文字小文字完全に区別される
記号セミコロンや記号の打ち間違いに注意

特に、
余白や記号を全角で入力してしまう
というミスは初心者の方にとても多いので注意しましょう。

余白は、スペースキーまたはタブキーで入力します。

まずは「動いた」ことを大切にしよう

この章で大切なのは、
すべてを理解することではありません。

  • 自分で入力した
  • プログラムを実行した
  • 計算結果が画面に表示された

この体験こそが、C言語学習の第一歩です。

ここから先は、
表示の工夫や、入力処理、条件分岐など、
少しずつ理解を積み重ねていきます。

焦らず、楽しみながら進めていきましょう。