C言語入門|ひとり開発の限界と開発効率の壁

ひとり開発の限界と、次のステージへ

うわーん……。

どうしたんだ?
ポインタも理解できたし、ゲームもどんどん機能追加できるって
自信満々だったじゃないか。

それがですね……
プログラムはだんだん読みにくくなるし、
作らなきゃいけない機能は増える一方だし、
1人で全部やるのが本当に大変なんです。

手伝おうとしても、
誰かがソースコードを触っている間は、他の人は作業できなくて……。

なるほどな。
どうやら、いよいよ「最後のステップ」に進む時が来たようだ。

技術的な壁は、すでに越えている

ここまで学習を進めてきたみなさんは、

  • C言語の基本文法
  • ポインタとメモリ管理
  • 構造体
  • 文字列操作

といった、C言語の難所を一通り乗り越えてきました。

理論的には、
どんなに大きく複雑なプログラムでも作れる力は、すでに身についています。

それなのに、

  • なぜか作業が進まない。
  • どこから手を付ければいいかわからない。
  • 時間ばかりが過ぎていく。

そんな感覚を覚え始めていませんか?

ひとり開発が抱える現実的な問題

原因はとてもはっきりしています。
ひとり開発には、避けられない限界があるからです。

問題点内容
作業が直列になる同時に複数の作業が進められない。
視点が固定される設計ミスやバグに気づきにくい。
修正が後回しになる後から直すほど負担が大きくなる。
時間が足りない1日は誰にとっても24時間しかない。

たとえば、ゲームに新しい機能を1つ追加するだけでも、

  • 仕様を考える。
  • 実装する。
  • 動作確認する。
  • バランスを調整する。

といった工程が必要になります。
これらをすべて1人で抱えるのは、想像以上に大変です。

開発効率の重要性

ここで、仕事としての開発で重要になる考え方を整理してみましょう。

視点考え方
理想無限の時間と予算があれば、良いものは作れる。
現実時間と予算には必ず制約がある。
プロの開発制約の中で最大の価値を届ける。

プログラムは
「動いたかどうか」だけでは評価されません。

どれだけ早く、どれだけ安定した品質で届けられるか
ここが、実務の現場で問われるポイントです。

これが、
開発効率の壁です。

開発効率を高める3つの方法

開発効率を高める方法は、実はとてもシンプルです。

方法内容
1個人の知識と技能を高める。
2複数人で手分けする。
3道具を使う。

ここまでの学習で、
1つ目(個人のスキル)は大きく成長しました。

次に必要になるのが、
2つ目と3つ目の考え方です。

ひとりで悩む段階は終わり

これまでの知識でも開発はできるが、
効率よく進めるには別の発想と武器が必要なんだ。

次のステージへ進もう

C言語最大の難所ともいわれる PartⅢ を乗り越えた今、
みなさんの前に立ちはだかっている壁は、もはや技術ではありません。

残されているのは、
時間という、すべての人に等しく与えられた制約です。

PartⅣでは、

  • 複数人での開発の考え方
  • 役割分担の重要性

を学びながら、
C言語を「実践で使う」視点へと進んでいきます。

ひとりで抱え込む段階は、ここで一区切り。
次は、より効率よく前に進む方法を身につけていきましょう。