
C言語入門|STEP3:成長するRPGの基礎-レベルアップとステータス計算の仕組み
はじめに:RPGに欠かせない「成長」の仕組み
STEP2では、キャラクターと職業を構造体と列挙型で表現しました。
STEP3では、RPGらしさを一気に高める レベルアップと成長の仕組み を解説します。
敵を倒して経験値を獲得し、
- レベルが上がる
- HPやMPが増える
- 攻撃力や魔力が強くなる
こうした「成長」があるからこそ、
プレイヤーは 強くなっていく実感 を得られます。
今回のRPGにおける成長の考え方
このバトルRPGでは、次のようなルールで成長します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 最大レベル | 20 |
| 経験値獲得 | 敵を倒すと全員が獲得 |
| レベルアップ | 一定経験値で自動 |
| 成長内容 | HP / MP / 攻撃力 / 魔力 |
重要なのは、
職業ごとに成長の仕方が違う という点です。
経験値が必要な理由
RPGでよくある疑問として、
「敵を倒したら、すぐレベルアップしてもいいのでは?」
というものがあります。
しかし、経験値を間に挟むことで、
- すぐには成長しない。
- もう少し頑張ると強くなる。
- レベルアップのタイミングが楽しみになる。
といった ゲーム的なメリハリ が生まれます。
必要経験値のシンプルな設計
今回のRPGでは、
必要な経験値をとてもシンプルにしています。
| レベル | 次のレベルに必要な経験値 |
|---|---|
| 1 → 2 | 20 |
| 2 → 3 | 40 |
| 3 → 4 | 60 |
| … | レベル × 20 |
このように、
- 計算式が分かりやすい。
- バランス調整が簡単
- 学習用として理解しやすい。
というメリットがあります。
レベルアップ処理の流れ
レベルアップは、次のような流れで行われます。
- 敵を倒す
- 経験値をパーティ全員に加算
- 必要経験値を超えているか確認
- 超えていればレベルアップ
- 能力値を増加
この処理は、自動で繰り返されるのがポイントです。
一気にレベルが2つ上がることも、きちんと対応できます。
成長テーブルという考え方
このRPGの特徴的な部分が、
成長テーブルを使っている点です。
成長テーブルとは、
- レベルごと
- 職業ごと
に、どれだけ能力が伸びるかを 表として用意しておく方法です。
職業ごとの成長の違い
成長テーブルを見ると、職業ごとの個性がはっきりしています。
| 職業 | 成長の特徴 |
|---|---|
| 勇者 | 全体的にバランス良く成長 |
| 戦士 | HPと攻撃力が大きく伸びる。 |
| 魔法使い | MPと魔力が大きく伸びる。 |
この違いがあるからこそ、
- 前線で戦う役
- 魔法で支援する役
といった 役割分担 が自然に生まれます。
なぜ成長値を固定表にしているのか
成長を計算式だけで決める方法もありますが、
今回は 固定の成長表 を採用しています。
その理由は次のとおりです。
| 理由 | 説明 |
|---|---|
| 予測しやすい | 強さの変化が分かりやすい。 |
| 調整しやすい | 数値を少し変えるだけでOK |
| 学習向き | 配列と構造体の理解が深まる。 |
RPG制作の入門として、とても扱いやすい設計です。
レベルアップ時に行っている処理
レベルが上がると、次のような処理が行われます。
- レベルを1増やす
- 最大HPを増やす
- 最大MPを増やす
- 攻撃力と魔力を増やす
- 現在HP / MPも回復させる
特に重要なのは、
最大値だけでなく現在値も増やしている 点です。
これにより、
- レベルアップ直後に有利になる。
- 戦闘中の成長が気持ちいい。
という、RPGらしい体験が生まれます。
パーティ全員が成長する設計
このRPGでは、
敵を倒すと生存している全員が経験値を得ます。
| 状態 | 経験値 |
|---|---|
| 生存中 | 獲得する。 |
| 戦闘不能 | 獲得しない。 |
これにより、
- 倒れた仲間は成長が遅れる
- 教会で復活させる意味が出る
といった、ゲーム的な判断要素が生まれます。
STEP3で理解しておきたいポイントまとめ
STEP3で押さえておきたいポイントはこちらです。
- 経験値は成長のための蓄積
- 必要経験値はシンプルな計算式
- 成長は職業ごとに違う
- 成長テーブルを使うと管理しやすい
- レベルアップ処理は自動で繰り返す
ここまで理解できれば、
RPGの成長システムをC言語で実装できる基礎力 が身についています 👍
