
C言語入門|配列の準備:宣言と添え字の基本
はじめに:配列は「使う前の準備」がとても大事
前回、配列は
「同じ種類のデータを、順番付きでまとめて扱える便利な仕組み」
だということを学びました。
ただし、配列は
いきなり使える魔法の箱 ではありません。
きちんと
- 何個分のデータを扱うのか
- どんな型のデータなのか
を決めてから準備する必要があります。
このページでは、
配列の宣言方法 と 添え字の基本ルール を、
しっかり整理していきましょう。

配列を使う前に決めること
配列を使う前に、まず考えるのはこの2つです。
| 決めること | 内容 |
|---|---|
| データの型 | int、double など |
| 要素の数 | 何個分必要か |
たとえば、
- 1週間分の気温 → 7個
- 10人分の出席番号 → 10個
- 12か月分の売上 → 12個
というように、必要な数を先に決める のがポイントです。
配列宣言の書き方
配列を準備するための基本構文はこちらです。
要素の型 配列名[要素数];例:10個の整数データを扱う配列
int values[10];この1行で、
- int型のデータを
- 10個分
- 連続した領域として
まとめて確保したことになります。
配列宣言で何が起きているのか
この宣言を、イメージとして整理してみましょう。
| 添え字 | 0 | 1 | 2 | 3 | … | 9 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 中に入る値 | 未定 | 未定 | 未定 | 未定 | … | 未定 |
- 要素の数は 10 個
- 使える添え字は 0 〜 9
- まだ値は入っていない状態
ここで大切なのは、
宣言しただけでは値は入らない という点です。
配列の要素にアクセスする方法
配列を使うときは、
どの位置の要素を使うのか を指定します。
そのときの書き方がこちらです。
配列名[添え字]例:配列の2番目の要素に値を代入
values[1] = 42;この1行は、
- values という配列の
- 添え字 1 の位置に
- 42 を代入する
という意味になります。
添え字は0から始まるという重要ルール
配列で必ず覚えておきたいのが、このルールです。
配列の最初の要素の添え字は 0
です。
つまり、
| 添え字 | 意味 |
|---|---|
| 0 | 1番目の要素 |
| 1 | 2番目の要素 |
| 2 | 3番目の要素 |
となります。
たとえば、
values[1] = 42;は、
「2番目の要素に 42 を入れる」
という意味になります。
サンプルプログラム
ここでは、内容を変更したサンプルプログラムを見てみましょう。
サンプル:配列の要素に値を代入して表示する
プロジェクト名:7-2-1 ソースファイル名: sample7-2-1.c
#include <stdio.h>
int main(void)
{
int temperatures[5];
temperatures[2] = 25;
printf("今日の気温は %d 度です\n", temperatures[2]);
return 0;
}実行結果
今日の気温は 25 度です配列要素への代入
temperatures[2] = 25;指定した添え字の位置に、
値を代入するための書き方です。
宣言時の [] と 利用時の [] は別物
ここで、少し混乱しやすいポイントを整理しておきましょう。
| 場面 | [] の意味 |
|---|---|
| 配列宣言 | 要素の個数を指定 |
| 配列利用 | 何番目の要素かを指定 |
たとえば、
int values[10];この 10 は
確保する要素の数 を表しています。
一方で、
values[9]の 9 は
最後の要素の位置 を表します。
なぜ最大の添え字は 9 なのか
要素数が 10 の配列の場合、
- 添え字は 0 から始まる。
- 0〜9 の 10 個が存在する。
という関係になります。
| 要素数 | 使える添え字 |
|---|---|
| 10 | 0 〜 9 |
宣言では 10 と書くのに、
使うときは 9 までという点は、
最初は少し戸惑いやすいですが、
宣言と利用の [] は役割が違う
と理解するとスッと整理できます。
まとめ:配列は「準備」と「番号付け」がカギ
配列を使うときのポイントは次の3つです。
- 事前に必要な要素数を決める。
- 宣言時の [] は要素数を表す。
- 利用時の [] は添え字を表す。
この基本をしっかり押さえておけば、
配列はとても頼もしい道具になります。
次は、
配列と for 文を組み合わせた処理や、
すべての要素を一気に扱う方法へ進んでいきましょう。
