
【6日でできるVisual Basic2022入門】Visual Basicは人気言語なのか
プログラミング言語の人気度は、開発者の学習意欲や企業の採用動向に大きく影響します。特定の言語がどれだけ話題になっているかを定量的に把握するために、世界中でさまざまな指標が活用されています。その中でも「PYPL(Popularity of Programming Language index)」は、Google 検索における各プログラミング言語のチュートリアル検索回数を基準として作成される指数です。
この記事では、2025年8月時点のPYPLランキングをもとに、Visual Basic(VB)が現在どのような位置にあるのかを分析し、人気の背景や今後の展望について解説します。

1.PYPLとは
PYPLは、プログラミング言語のトレンドを測定する代表的なインデックスの一つで、Googleの検索データを用いて作成されます。検索回数が多いほど、その言語は「学習ニーズが高い=人気・注目度が高い」と判断されます。
1.1. PYPLの特徴
| 特徴 | 説明 |
|---|---|
| データソース | Google 検索エンジン |
| 指標内容 | チュートリアル検索回数の割合 |
| 更新頻度 | 毎月 |
| 利用目的 | 言語の人気度や学習需要の把握 |
| 長所 | 世界的なトレンドを簡単に把握できる。 |
| 短所 | 実際の使用率(業務での利用度)とは必ずしも一致しない。 |
1.2. 他の人気度指標との違い
| 指標名 | 測定基準 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| PYPL | Google検索による学習需要 | 初学者や学習中の開発者動向に強い。 |
| TIOBE Index | 検索エンジンのヒット件数 | 幅広い露出度を反映 |
| RedMonk Ranking | GitHubコード量とStack Overflow質問数 | 実装例とコミュニティ活動の両面を反映 |
2.2025年8月のPYPLランキングとVisual Basicの位置づけ
2.1. ランキング概要
以下は2025年8月時点での上位25言語のランキングです(PYPL調べ)。
| Rank | 言語 | シェア | 前年比変化 |
|---|---|---|---|
| 1 | Python | 30.5% | +0.9% |
| 2 | Java | 15.54% | +0.2% |
| 3 | C/C++ | 8.3% | +1.8% |
| 4 | JavaScript | 7.32% | -1.0% |
| 5 | C# | 5.32% | -1.3% |
| 6 | R | 5.19% | +0.5% |
| 7 | Objective-C | 3.57% | +1.2% |
| 8 | PHP | 3.49% | -0.8% |
| 9 | Rust | 2.63% | -0.0% |
| 10 | TypeScript | 2.48% | -0.5% |
| ・・・ | ・・・ | ・・・ | ・・・ |
| 18 | VBA | 0.94% | -0.1% |
| 24 | Visual Basic | 0.33% | -0.1% |
| 25 | Cobol | 0.21% | +0.0% |
2.2. Visual Basicの現状
- 順位:24位(0.33%)
- 傾向:前年比 -0.1% とわずかに減少
- 分析:
- 新規学習者の増加は限定的
- 既存システムの保守で根強い需要
- 学習需要は他言語に比べ低いが、業務システム分野では存続
3.Visual Basic人気低下の背景
3.1. 技術的背景
- .NETの進化に伴い、VB.NETの存在はC#と比較されることが増え、選択率が低下
- 新しいアプリケーション開発案件はC#やJavaScript系技術が主流
3.2. 教育・学習環境の変化
- 教材や学習コンテンツはPython・JavaScriptへ集中
- 初学者向け教材におけるVBの割合減少
4.それでも残るVisual Basicの強み
| 強み | 説明 |
|---|---|
| 既存資産の多さ | 多くの企業システムや社内ツールがVBで構築 |
| 学習の容易さ | 文法がシンプルで初心者に優しい |
| Office連携 | VBAやVB.NETによるExcel/Access自動化が強力 |
まとめ
PYPLランキングによれば、Visual Basicは2025年8月時点で24位、シェア0.33%と上位ではありません。しかし、業務システムやOffice自動化分野では依然として重要な役割を果たしています。新規開発における人気は低下傾向にあるものの、既存資産の保守や特定業務の効率化では、今後も利用され続ける可能性があります。
