Java超 PartⅢ

「Java超 PartⅢ」は、Javaのクラスとオブジェクトに慣れてきた人が、さらに本格的なオブジェクト指向の考え方へ進むためのステップアップ編です。PartⅡで学んだクラス、オブジェクト、メソッドの基本を土台にして、カプセル化、コンストラクタ、クラス変数、標準クラス、継承、抽象クラス、インターフェイスへと学習を広げていきます。

このパートでは、ただクラスを作るだけでなく、「安全に使いやすいクラスにするにはどうするか」「同じ名前のメソッドを使い分けるにはどうするか」「既存のクラスを活用して効率よくプログラムを書くにはどうするか」といった、実践的な考え方を学べます。privateやpublicによるアクセス制限、オーバーロード、コンストラクタなどを学ぶことで、クラス設計の基礎が少しずつ見えてきます。

さらに、String、Integer、Mathなどの標準クラスの使い方や、クラス型変数、null、オブジェクトの配列といった内容も扱います。後半では、Javaの大きな特徴である継承、オーバーライド、Objectクラス、抽象クラス、インターフェイスを学び、複数のクラスを関連づけて設計する力を身につけていきます。

個人学習では難しく感じやすいテーマも多いですが、章ごとに段階的に進められる構成なので、焦らず一つずつ理解していけば大丈夫です。PartⅢを学ぶことで、Javaのオブジェクト指向らしい書き方がぐっと身近になり、より整理されたプログラムを作る力が育っていきます。

第9章 クラス機能を広げる

第9章では、クラスをより安全で使いやすくするための機能を学びます。privateやpublicを使ったアクセス制限、カプセル化、メソッドのオーバーロード、コンストラクタの役割などを確認します。さらに、クラス変数やクラスメソッドも扱うため、インスタンスごとの情報とクラス全体で共有する情報の違いが理解しやすくなります。

01 クラスのメンバを守る方法02 privateでメンバを守る
03 privateフィールドとpublicメソッド04 メソッドのオーバーロード
05 オブジェクト生成とコンストラクタの関係06 コンストラクタのオーバーロード
07 this()でコンストラクタを再利用する08 デフォルトコンストラクタと生成ルール
09 インスタンス変数とインスタンスメソッド10 クラス変数とクラスメソッド
11 9章のまとめ

第10章 標準クラスの活用

第10章では、Javaにあらかじめ用意されている標準クラスを活用する方法を学びます。Stringクラスによる文字列操作、Integerクラス、Mathクラスなどを通して、便利な機能を使って効率よくコードを書く力を身につけます。また、クラス型の変数、null、メソッドの引数、オブジェクトの配列も学び、オブジェクトを扱う感覚を深めていきます。

01 クラスライブラリのしくみと使い方02 Stringクラスの便利な機能
03 lengthとcharAtで文字列を調べる04 Stringで大文字・小文字に変換する
05 indexOfで文字の位置を調べる06 文字列を追加できるStringBuffer
07 Integerクラスで文字列を整数に変換する08 Mathクラスを使いこなす
09 クラスライブラリで広がるJava開発10 オブジェクト共有のしくみ
11 クラス型変数でオブジェクトを渡す方法12 値渡しと参照渡しの違い
13 オブジェクト配列のしくみ14 10章のまとめ

第11章 継承とクラスの拡張

第11章では、既存のクラスをもとに新しいクラスを作る「継承」を学びます。スーパークラスとサブクラスの関係、コンストラクタの呼び出し、メンバへのアクセス、メソッドのオーバーライドなどを順番に確認します。ObjectクラスやtoString()、equals()、getClass()も扱うため、Javaのクラス階層の考え方が見えてくる章です。

01 Javaの継承の基本02 親クラスと子クラスのコンストラクタの関係
03 継承におけるメンバアクセス04 メソッドのオーバーライド
05 スーパークラス型とポリモーフィズム06 オーバーライドとオーバーロードの違い
07 finalの使い方と役割08 Objectクラスと継承のしくみ
09 多重継承の制限とObjectクラス10 toString()の役割とオーバーライド
11 equals()の使い方と役割12 getClass()の使い方と役割
13 11章のまとめ

第12章 抽象とインターフェース

第12章では、より柔軟なクラス設計につながる抽象クラスとインターフェイスを学びます。抽象クラスのしくみ、instanceof演算子、インターフェイスの実装、多重継承の考え方、複数インターフェイスの利用などを確認します。共通のルールを決めながら、クラスごとに具体的な処理を作る考え方が身につく、オブジェクト指向の重要な章です。

01 共通部分をまとめる抽象クラス02 instanceofの使い方と型判定のしくみ
03 共通の約束を作るインターフェイス04 インターフェイスの複数実装
05 インターフェイスの拡張と継承06 抽象クラスとインターフェイスで設計するクラス階層
07 12章のまとめ