
【Python入門】11章で学ぶ内容
ここでは「11章で学ぶ内容」として、ファイルの読み書きに関する知識を中心に学習していきます。実用的なプログラムではファイル操作が欠かせません。前章(10章)で学んだライブラリやモジュール活用のノウハウを活かしながら、一歩進んだファイルの入出力処理を身につけましょう。ここまでの学習を通じて確実にスキルが高まっていますので、自信をもって取り組んでください。

1.ここまでの学習の振り返り
1.1.10章で身につけたこと
10章では、主にライブラリやモジュールの利用方法、およびパッケージ管理ツールを扱いました。以下の表に、主な学習項目をまとめています。
学習項目 | 概要 |
---|---|
ライブラリのインポート | import や from ... import ... を使った標準ライブラリ・外部ライブラリの活用方法 |
モジュールの利用方法 | 自作モジュールの作り方や、パッケージ構成、名前空間の取り扱い |
簡単なライブラリの利用 | Python標準ライブラリ(math, randomなど)の基本的な使い方 |
時刻を取得するtimeモジュール | time.time() , time.sleep() , time.strftime() の利用 |
pipコマンドを使用したライブラリのインストール | pip install/uninstall などを使ったパッケージ管理 |
Anacondaで使うcondaコマンド | conda install/remove などを使ったパッケージ・環境管理 |
ここまで学んだ内容をしっかりと身につけていることで、ライブラリを探して導入し、必要な機能を呼び出して活用するスキルが確実に高まりました。これらの力を踏まえ、次のファイル操作でも上手に応用してみてください。
2.11章の学習内容
ここからは、ファイルの入出力について詳しく解説していきます。日常的なテキストファイルの操作から、CSVやJSONなどデータ形式の保存・読み込み、さらには画像ファイルなどバイナリファイルの取り扱いまで学ぶことで、より実践的なプログラミングスキルが身につきます。
2.1.テキストファイルの読み書き
- テキストファイルのオープン、読み込み、書き込み処理を一通り学びます。
- エンコード(文字コード)の扱いや、読み書き時に利用するモード(
r
,w
,a
など)も習得します。
2.2.画像ファイルの読み書き
- テキストではないバイナリファイルの基本例として画像を取り上げます。
- 画像ファイルを開いて別のファイルに書き出したり、ライブラリを使ったサイズ変更などの加工例も紹介します。
2.3.ファイルに関する操作
- ファイルやディレクトリの作成・削除、パスの扱い、ファイル情報の取得なども学びます。
- システム開発や運用スクリプトで多用する処理なので、ぜひ習熟しておきましょう。
さあ、11章の学びへ進めましょう。
ファイルの入出力は実践的なプログラム開発では必須の技術です。今回の章を習得すれば、テキスト・CSV・JSON・画像など様々な形態のデータを扱えるようになります。前章で培った「モジュールの活用力」や「パッケージ管理」の知識を活かしながら、さらに一歩進んだPythonプログラミングへ踏み出しましょう。