
【Python入門】4章で学ぶ内容
さあ、4章からPartⅡに突入です。Pythonの魅力はまだまだたくさんありますので、一緒に学んでいきましょう。
PartⅠで身につけた力を振り返ろう
ここまでで、皆さんは以下の3つの章を学習してきました。
- 第1章:Pythonを学ぶ準備
開発環境の整備やPythonのバージョン管理など、スムーズに学習を始めるために必要な準備を行いました。 - 第2章:Pythonプログラムの基本知識
コメントの書き方やPythonスクリプトの基本構成など、プログラミングを実際に始めるための土台づくりに取り組みました。 - 第3章:基本となる文法
変数の使い方やデータ型、文字列操作など、プログラミングの基礎技術を習得しました。
ここまでの学習を通して、皆さんはPythonを使って簡単な処理を組み立てたり、コードがどのように動くのかをイメージできるようになっているはずです。もしつまずきやすい部分があったとしても、1つひとつ丁寧に乗り越えてここまで来られたことは、大きな前進です!ぜひ自信を持って、次のステップへと進んでいきましょう。
4章で学ぶ内容:Pythonを支える4種のデータ構造

プログラムではデータを扱う場面が非常に多く、そのデータを効率的に格納・操作する仕組みをデータ構造と呼びます。Pythonには次の4種類の基本的なデータ構造がありますが、それぞれに得意分野や特徴が異なるため、適切に使い分けることがとても重要です。
データ構造 | 概要 | 特徴の例 |
---|---|---|
リスト (list) | 複数の要素を順序通りに管理 | ランダムアクセスが容易、要素の追加・変更が自由 |
タプル (tuple) | 複数の要素を順序通りに管理(不変) | 定義した後は要素を変更できない、メモリ効率が良い |
集合 (set) | 重複を許さない要素の集まり | 重複データを排除できる、検索や集合演算が高速 |
辞書 (dict) | キーと値のペアで管理 | 検索・追加・削除が高速、柔軟なデータ構造 |
これらを上手に使うことで、プログラムの処理速度が向上したり、無駄なメモリを使わずに済むなど、さまざまなメリットが得られます。特にPythonでは、これらのデータ構造をとても簡単に扱うことができるよう設計されています。
これまでに学んだ文法の知識を土台として、4章ではこれら4種のデータ構造について具体的な使用例や活用方法を学んでいきましょう。次のコンテンツではリストの使い方を中心に解説していきますので、ぜひお楽しみに!