
C言語完全入門 PartⅣ
PartⅣ C言語を実践的に使おう
学んだ知識を組み合わせて、動かす段階から作り上げる段階へ進もう。
PartⅣでは、これまで身につけた文法やポインタの知識を活用し、より実践的なプログラム作成に挑戦します。関数ポインタとコールバック、テキストファイルやCSVの読み書き、複数のソースファイルを使った分割開発など、規模の大きなプログラムを作るための技術を学びます。
プログラムを作っていると、エラーが表示されたり、思いどおりに動かなかったりする場面にも出会います。そこで、GCCのメッセージの読み方やVisual Studio Codeのデバッグ機能を使い、問題のある場所を落ち着いて探す方法も身につけます。
最後の総合演習では、登録、表示、検索、更新、削除、保存ができるデータ管理プログラムを完成させます。機能を一つずつ作りながら、C言語でプログラムを完成させる達成感を味わいましょう。
第16章 関数ポインタを使おう
第16章では、関数のアドレスを保存して利用する関数ポインタを学びます。関数ポインタの宣言から始め、関数のアドレスの代入、関数ポインタからの呼び出し、関数の引数として渡す方法を順番に確認します。さらに、指定されたタイミングで別の関数を呼び出すコールバックや、処理を切り替えられる関数ポインタの配列にも取り組みます。複雑に見える宣言も、引数と戻り値を分けながら少しずつ読めるようになりましょう。
第17章 ファイルを読み書きしよう
第17章では、プログラムを終了したあともデータを残せるファイル操作を学びます。fopenとfcloseによるファイルの開閉、fprintfやfputsによる書き込み、fgetsやfscanfによる読み込みを確認します。ファイルが開けなかった場合の処理やEOFの意味も取り上げます。さらに、複数の項目を保存できるCSV形式を使い、データの保存と読み込みを実践します。バイナリファイルの基本にも触れ、ファイル操作の全体像を理解しましょう。
第18章 複数のソースファイルに分けよう
第18章では、大きくなったプログラムを複数のファイルへ分割し、機能ごとに整理する方法を学びます。cファイルとhファイルの役割、#includeの仕組み、インクルードガード、#define、externの基本を確認します。GCCで複数のソースファイルをコンパイルする方法も実践し、オブジェクトファイルやリンクの役割を理解します。プログラムを機能ごとに分け、修正しやすく再利用しやすい構成を作れるようになりましょう。
第19章 エラーとデバッグに強くなろう
第19章では、コンパイルエラー、リンクエラー、実行時エラー、論理エラーの違いを学び、それぞれの原因を探す方法を身につけます。GCCのエラーメッセージや警告を読み、-Wallを使って問題の手掛かりを見つける方法も確認します。さらに、Visual Studio Codeのブレークポイントやステップ実行を使い、変数やポインタの値を調べます。エラーを怖がるのではなく、プログラムを改善するための情報として読めるようになりましょう。
第20章 C言語で実用的なプログラムを作ろう
第20章では、これまで学んだ知識を組み合わせ、ターミナル上で動作するデータ管理プログラムを完成させます。構造体でデータを設計し、登録、一覧表示、検索、更新、削除、ファイルへの保存と読み込みを一つずつ実装します。処理を関数や複数のソースファイルへ分け、入力エラーへの対応やデバッグにも取り組みます。完成後は自分で新しい機能を追加し、C言語で考え、設計し、作り上げる力を確かなものにしましょう。








