C言語の基本 PartⅢ

PartⅠ・PartⅡで、C言語の基本文法や変数、条件分岐、繰り返し処理まで学んだら、次はいよいよC言語の仕組みをもう一段深く理解していきましょう。

「C言語の基本 PartⅢ」では、配列、文字列、ポインタ、標準ライブラリ関数、関数とプログラムの構造を中心に学びます。これまでより少し難しい内容も登場しますが、そのぶん「C言語らしさ」をより強く感じられるパートです。

まずは、たくさんのデータをまとめて扱える「配列」からスタートします。1次元配列や2次元配列を使いながら、複数の数値や文字列を効率よく処理する方法を身につけます。

そして、C言語を学ぶうえで大きなポイントとなる「ポインタ」に挑戦します。ポインタという言葉だけを見ると難しそうに感じるかもしれませんが、変数が保存されている場所である「アドレス」から順番に考えていけば大丈夫です。配列や文字列との関係を実際のコードで確認しながら、少しずつ理解を深めていきましょう。

さらに、文字列操作や数学計算、乱数生成などに使える標準ライブラリ関数も学びます。すでに用意されている便利な機能を上手に活用できるようになると、プログラム作りがぐっと効率的になります。

後半では、処理をまとめて再利用できる「関数」を詳しく学習します。引数や戻り値、値渡し、アドレス渡し、変数のスコープ、分割コンパイルなどを理解することで、少し長いプログラムでも整理しながら作れるようになります。

PartⅢは、C言語の理解が大きく深まる大切なステップです。「難しそう」と感じたところほど、短いコードを書いて実行結果を確認してみましょう。一つずつ仕組みがつながっていくと、これまで何気なく使っていたプログラムの動きも違って見えてきます。

焦らず、自分のペースで。C言語の面白さをもう一歩深く味わいながら、より本格的なプログラミングへ進んでいきましょう。

第10章:配列と文字列

たくさんのデータを一つずつ別々の変数で管理するのは大変です。そんなときに便利なのが「配列」です。この章では、1次元配列の基本から、for文を使った一括処理、sizeofによる要素数の確認、2次元配列まで順番に学びます。さらに、C言語ならではの「文字」と「文字列」の違いや、char型配列を使った文字列の扱い方にも挑戦します。配列を使いこなせるようになると、大量のデータを整理して処理するプログラムが作りやすくなります。

01 配列の基本02 1次元配列の基本操作
03 配列の宣言と初期化04 配列とfor文
05 sizeofで配列要素数を求める06 制御文で配列を処理する
07 多次元配列の基本08 2次元配列の初期化
09 2次元配列と二重ループ10 2次元配列の条件処理
11 文字と文字列の違い12 char配列に文字列を設定する
13 2次元配列の文字列を表示する14 制御文で文字列を処理する

第11章:ポインタ

C言語を学んでいると、必ず登場するのが「ポインタ」です。最初は少し不思議に見えるかもしれませんが、この章では変数のアドレスを調べるところから始め、ポインタが何を指しているのかを一つずつ確認していきます。さらに、配列や文字列とポインタの関係、文字列リテラルやポインタ配列にも挑戦します。NULLポインタやよくあるミスについても学ぶので、「どう使うのか」だけでなく「どこに注意すればよいのか」も身につけられます。

01 ポインタの基本02 配列とアドレス
03 アドレスとポインタ04 ポインタが変数を指す
05 ポインタで配列を指す06 文字列をポインタで操作する
07 文字列リテラルをポインタで扱う08 ポインタの配列で複数の文字列を扱う
09 C言語のポインタ演習問題10 ポインタのよくあるミスとNULL

第12章:標準ライブラリ関数

C言語には、よく使う処理を簡単に実行できる便利な「標準ライブラリ関数」が用意されています。この章では、fgetsやputsを使った文字列の入出力をはじめ、文字列の連結・比較・検索、英字の大文字・小文字変換などを学びます。さらに、平方根やべき乗、四捨五入、三角関数、疑似乱数の生成にも挑戦します。便利な関数を知っていると、すべてを自分で作らなくても、短く分かりやすいコードでさまざまな処理を実現できるようになります。

01 C言語の標準ライブラリ関数の基本02 C言語の#includeとヘッダファイルのしくみ
03 C言語の標準入出力関数の基本04 C言語の文字列入出力の基本
05 C言語の文字列操作関数の基本06 C言語の文字列連結の基本
07 C言語の文字列比較の基本

第13章:関数とプログラムの構造

プログラムが長くなってきたら、処理を小さなまとまりに分けることが大切です。この章では、その中心となる「関数」を詳しく学びます。関数の定義や呼び出し、引数、戻り値、プロトタイプ宣言から始め、値渡しやアドレス渡し、配列を関数へ渡す方法へと進みます。さらに、変数のスコープや記憶クラス、分割コンパイル、extern、マクロ、再帰などにも挑戦します。関数を上手に使えるようになると、読みやすく修正しやすいプログラムを組み立てる力が身についていきます。