C言語GUI入門 PartⅠ

「黒い画面のC言語」から一歩進んで、自分の手でウィンドウを動かしてみよう。

「C言語GUI入門 PartⅠ」では、C言語でGUIアプリを作るための最初の一歩を、できるだけゆっくり丁寧に学んでいきます。GUIアプリとは何か、コンソールプログラムとは何が違うのかといった基本から始めるので、GUI開発が初めてでも心配はいりません。WindowsにMSYS2、GCC、GTK 4、Visual Studio Codeをそろえ、C:\cguiを使った学習環境を自分のパソコンに作っていきます。その後は、まず普通のC言語プログラムをコンパイルして実行し、開発の流れを確認します。最後にはGTK 4を使ってウィンドウやボタンを表示し、クリックすると処理が動くGUIアプリを作ります。ひとつずつ実際に動かしながら、「GUIアプリってこうやって作るんだ」と実感できるPartです。

第1章 C言語でGUIアプリを作ってみよう

この章では、GUIアプリケーションの基本から学びます。ウィンドウやボタン、入力欄がどのような役割を持つのかを確認しながら、コンソールアプリとの違いも整理していきます。さらに、GTK 4やイベント、コールバック関数についても紹介します。最初から難しい関数を覚えるのではなく、これから何を作り、どんな順番で学ぶのかをつかむための章です。

01 GUIアプリケーションとは02 コンソールアプリとGUIアプリの違い
03 C言語でGUIを作成する方法04 GTKとは
05 本コンテンツで使用する開発環境06 イベント駆動型プログラミングとは
07 本コンテンツで作成するもの08 学習を始める前に

第2章 WindowsにGUI開発環境を構築しよう

GUIアプリを作るためには、まず開発できる環境を整える必要があります。この章では、WindowsにMSYS2、GCC、GTK 4、Visual Studio Codeを導入し、実際にプログラムを作れる状態まで準備します。作業場所としてC:\cguiを作成し、VSCodeからMSYS2 UCRT64を使う方法も確認します。初めて環境構築をする方でも、一つずつ動作を確かめながら進められる内容です。

01 開発環境の全体構成02 MSYS2をインストールする
03 MSYS2を更新する04 GCCと開発ツールをインストールする
05 GTK 4をインストールする06 Visual Studio Codeをインストールする
07 VSCodeでMSYS2 UCRT64を使用する08 作業ディレクトリC:\cguiを作成する
09 章ごとのディレクトリを作成する10 開発環境の動作を確認する

第3章 C言語プログラムをコンパイルして実行しよう

GTK 4を使う前に、まずは普通のC言語プログラムを使って、ソースコードの作成、コンパイル、実行という基本の流れを身につけます。hello.cを作成し、GCCでexeファイルを作り、実際に実行してみます。コンパイルオプションやエラーの見方、VSCodeからビルドする方法も学びます。GUI開発へ進む前に、C言語の開発作業そのものに慣れておくための大切な章です。

01 C言語プログラムが動くまで02 最初のコンソールプログラムを作成する
03 GCCでのコンパイルから実行まで04 MSYS2 UCRT64ターミナルで日本語を表示するには
05 VSCodeからビルドする

第4章 GTK 4で最初のGUIアプリを作ろう

いよいよGTK 4を使って、最初のGUIアプリを作ります。ウィンドウを表示し、その中にボタンを配置して、クリックしたときに処理が動くところまで体験します。GtkApplicationやシグナル、コールバック関数など、GUIならではの仕組みも実際のプログラムを通して理解していきます。最初は少し見慣れないコードも登場しますが、動かしながら確認することで、GUIプログラムの基本的な形が自然と見えてきます。

01 GTK 4プログラムとは02 GtkApplicationを理解する
03 ウィンドウを作成するには04 最初のGTK 4プログラムを作成する
05 GTK 4プログラムをコンパイルする06 GTK 4プログラムを実行する
07 ウィンドウにボタンを配置する08 ボタンが押されたときの処理を作る
09 よくあるエラーに対応する10 #include <gtk/gtk.h>のincludePathエラー