
【6日でできるPHP入門】phpMyAdminの使い方
phpMyAdminは、MySQLやMariaDBなどのリレーショナルデータベースを、Webブラウザ上で直感的に操作できる管理ツールです。
コマンドを使わなくても、クリック操作や画面入力だけでデータベースの作成・編集・削除、データの確認・検索・エクスポートなど、さまざまな管理作業が可能です。
この記事では、phpMyAdminの主な使い方と、関連するPHPの操作例を交えて丁寧に解説します。

1.phpMyAdminの基本画面と主な機能
1.1. データベースの一覧表示
phpMyAdminにアクセスすると、画面左側にデータベースの一覧が表示されます。
MySQLをインストールした直後には、システム用データベース(information_schema、mysql、performance_schema、sys など)も含まれています。

注意:システムデータベースはMySQL自身の動作に必要ですので、削除しないようにしましょう。
1.2. テーブルの確認・展開
各データベースをクリックすると、その中に作られているテーブルの一覧が展開されます。
たとえば「mysql」データベースの左側の [+] をクリックすると、その中のテーブルが表示されます。

テーブルの内容を確認したい場合は、テーブル名をクリックすると、そのデータが表形式で画面右側に表示されます。
表示をもとに戻す場合は、[ - ]をクリックします。
2.SQLクエリの実行と検索
2.1. SQLタブでSQL文を実行する
phpMyAdminでは、SQLクエリ(命令文)を直接入力して実行できます。
画面中央上部の「SQL」タブをクリックし、表示されたクエリボックスにSQL文を入力しましょう。

例:すべてのデータベース名を取得するクエリ
SHOW DATABASES;入力後、クエリボックス下の「実行」ボタン、またはキーボードで [Alt] + [Enter] を押すと、クエリが実行されます。

実行が成功すると、「SQL は正常に実行されました。」というメッセージとともに、結果が画面下部に表として表示されます。

2.2. 任意のテーブルのデータを検索
特定のテーブルの内容を確認・検索したいときは、そのテーブル名をクリックして「検索」タブから条件指定もできます。

まとめ
- phpMyAdminはMySQL等のデータベースをWebブラウザから直感的に操作できる強力なツールです。
- データベースやテーブルの一覧確認、テーブルデータの表示・編集、SQLクエリの実行などが、コマンド不要で簡単にできます。
- SQL文の練習や学習にも便利。実際のアプリでは、phpMyAdminでDB設計→PHPスクリプトでデータ操作という流れが一般的です。
phpMyAdminの基本操作をしっかりマスターして、Web開発やデータベース運用に役立ててください!
