【6日でできるPHP入門】開発環境の構築:Visual Studio Codeのインストール

 プログラミングを始めるためには、まず開発環境を整えることが重要です。特にVisual Studio Code(以下、VS Code)は、多くのエンジニアやWebクリエイターに支持されている統合開発環境(IDE)です。ここでは、VS Codeの特徴やメリット、そしてインストールの手順を丁寧に解説します。Pythonの開発を中心に、多言語での利用も視野に入れた内容となっています。

1.Visual Studio Codeの特徴とメリット

1.1. VS Codeの概要

 VS Codeは、Microsoftが提供する無料の統合開発環境です。Windows、macOS、Linuxの主要なOSで利用でき、軽快な動作と豊富な機能で幅広い開発に対応しています。

1.2. VS Codeの主なメリット

VS Codeの特徴とメリットを下表にまとめました。

項目内容
多言語対応Python、JavaScript、HTML、C#など、多くのプログラミング言語に対応。1つのエディタで複数言語のプロジェクト管理が可能です。
コード補完・支援機能インテリセンス(自動補完)、エラー検出、シンタックスハイライト、ライブラリのヘッダー表示など、多彩な開発支援機能を搭載。
コンソール(ターミナル)統合エディタ内にターミナルを統合できるため、ファイル編集とコマンド実行を同じウィンドウで効率よく操作できます。
拡張機能の充実Marketplaceから好みに合わせた拡張機能(Extensions)を簡単に追加でき、自由度の高いカスタマイズが可能です。
軽量かつ高速な動作シンプルで高速な起動・動作が特徴。低スペックのPCでも快適に利用できます。

2.VS Codeの入手とインストール準備

2.1. インストーラのダウンロード

 VS Codeは公式Webサイトから無償で入手できます。以下のURLにアクセスし、ご自身のOSに適したインストーラをダウンロードしましょう。

3.Visual Studio Codeのインストール手順

3.1. インストーラの実行

公式サイトのDownloadページから、利用するOSに合わせてVS Codeのインストーラをダウンロードします。
例:Windowsの場合「VSCodeUserSetup-x64-1.xx.x.exe」などのファイルが保存されます。

3.2. セットアップウィザードの利用

1.ダウンロードしたインストーラをダブルクリックして起動します。

2.ライセンス条項を確認し、「同意する」を選択して進みます。

3.インストール先フォルダを指定し、「次へ」をクリックします。

4.スタートメニューの登録や追加タスク(デスクトップアイコン作成、PATH追加など)を設定します。必要な項目にチェックを入れましょう。

5.「インストール」ボタンをクリックして、インストールを開始します。

6.インストールが完了すると、「セットアップウィザードの完了」画面が表示されます。「完了」をクリックすると、VS Codeが起動します。

3.3. macOS・Linuxでのインストール

 macOSやLinuxでもほぼ同様の手順でインストールできます。公式サイトの案内に従い、インストール方法を選択してください。

4.インストール後の初期設定(必要に応じて)

4.1. Python拡張機能の追加

 VS CodeでPythonの開発を行う場合は、「Python」拡張機能を追加することをおすすめします。Marketplaceから「Python」と検索してインストールしましょう。

4.2. テーマや表示のカスタマイズ

 好みに応じてテーマやアイコン、エディタのレイアウトをカスタマイズできます。作業効率を上げるため、ショートカットキーや設定も見直してみましょう。

まとめ

 Visual Studio Codeは、軽快で高機能、そしてカスタマイズ性の高い統合開発環境です。Pythonをはじめとするさまざまなプログラミング