【6日でできるPHP】開発環境の構築:MAMPの起動と動作確認

このページで解説している内容は、以下の YouTube 動画の解説で見ることができます。

開発環境の構築:MAMPの起動と動作確認

 ローカル環境でWeb開発を行う際、MAMPを正しく起動し、ApacheサーバーやMySQLが正常に動作しているかを確認することは非常に重要です。さらに、Webページ(HTMLファイル)がローカルサーバー上で問題なく表示されるかどうかも、初期段階の開発フローにおける確認ポイントとなります。

 ここでは、MAMPの起動から動作確認、HTMLファイルの配置・表示テストまで、実践的なステップを解説していきます。

1.MAMPの起動

1.1. MAMPを起動する手順

MAMPを起動するには、以下のいずれかの方法を使用します。

  • デスクトップに作成された「MAMP」アイコンをダブルクリック
  • スタートメニューから「MAMP」を選択して起動

起動後、以下の2つのサーバー状態を確認しましょう。

項目説明
Apache Server丸アイコンが緑色で点灯 → Webサーバーが起動中
MySQL Server丸アイコンが緑色で点灯 → データベースが起動中

 すべてのサーバーが正常に起動した状態で、「Open WebStart page」ボタンをクリックすると、ブラウザにMAMPのWebスタートページが表示されます。

1.2. localhostでの動作確認

以下のURLをブラウザに入力して、Apacheサーバーの動作を確認します。

http://localhost

正常に動作していれば、MAMPのスタートページまたはApacheのデフォルトページが表示されます。

2.HTMLファイルの設置と確認

2.1. HTMLファイルの設置場所

MAMPでは、Webサーバーの公開フォルダは以下のパスに設定されています。

項目パスまたはURL
ローカルフォルダパスC:\MAMP\htdocs
対応するURLhttp://localhost/

例えば、C:\MAMP\htdocs\lesson10_1.html にファイルを置いた場合、
以下のURLでアクセスできます。

http://localhost/lesson10_1.html

2.2. VS Codeでのファイル作成と編集

1.VS Codeを起動

2.サイドバーから「エクスプローラー」→「フォルダーを開く」

3.C:\MAMP\htdocs フォルダを開いて選択

4.「はい、作成者を信頼します」をクリックして作業開始

新規HTMLファイルを作成(例:lesson10_1.html)

新規テキストファイルを作成します。拡張子は「.html」にします。

ファイル名: lesson10_1.html

 行頭の空白になっている部分(インデント)は、Tabキーを押すか、Spaceキー4回で入力します。HTML の表示結果には影響を与えませんが、これを入れることにより HTML が読みやすくなります。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
    <title>6日でできるHTML&CSS入門</title>
    <meta charset="UTF-8">
</head>
<body>
    <h1>HTML&CSS入門</h1>
    <p>まずHTMLの基本から学びます。<br>次にCSSを学びます!</p>
</body>
</html>
  • ファイルを作成したら、Ctrl + Sで保存します。
  • タブの右側の「●」が「✕」に変われば保存完了です。

2.3. 表示確認の方法

方法1:ブラウザから直接アクセス

http://localhost/lesson10_1.html

正常に表示されれば、MAMP・Apache・HTMLファイルの連携が取れていることになります。

方法2:エクスプローラーからファイルを開く

1.C:\MAMP\htdocs を開く

2.lesson10_1.html を右クリック → [プログラムから開く] → [Google Chrome]

方法3:VS Codeから実行

1.左の「実行とデバッグ」アイコンをクリック

2.「実行とデバッグ」ボタン → 「Web App(Chrome)」を選択

まとめ

 MAMPの起動と動作確認は、ローカル開発環境構築の第一歩です。Apacheが正常に動作し、HTMLファイルを htdocs フォルダに配置すれば、ブラウザ上で簡単にページ表示を確認できます。
 この作業に慣れておくことで、今後のHTML/CSS、PHP、WordPressなどの学習・開発にもスムーズに対応できるようになります。