6日でできる 新C言語入門|Visual Studio 2026でのプログラムの入力と実行

書いて、保存して、動かしてみる。
Visual Studio 2026でC言語プログラムの第一歩を踏み出そう。

Visual Studio 2026のインストールが完了したら、次はいよいよC言語のプログラムを入力して実行する段階に進みます。開発環境を用意しただけでは、まだプログラムは動きません。C言語を書くための作業場所を作り、ソースファイルを追加し、コードを入力し、保存してから実行する必要があります。

Visual Studio 2026では、C言語のプログラムをプロジェクトという単位で管理します。プロジェクトとは、プログラム本体のファイルだけでなく、ビルド設定や実行設定などもまとめて管理する入れ物のようなものです。C言語の学習では、最初はソースコードに注目しがちですが、実際にはコンパイル方法や実行環境の設定もプログラムを動かすために必要です。

初めてVisual Studio 2026を使うと、画面に多くの項目が表示されて少し戸惑うかもしれません。しかし、最初に覚える流れはとてもシンプルです。新しいプロジェクトを作成し、main.cというC言語用のソースファイルを追加し、プログラムを入力して保存し、デバッグなしで開始を使って実行します。

この記事では、Visual Studio 2026でC言語プログラムを作成して実行するまでの基本的な流れを、初心者にも分かりやすいように順番に解説します。細かい機能をすべて覚える必要はありません。まずは、自分で入力したプログラムが画面上で動くという体験を大切にしながら進めていきましょう。

Visual Studioではプロジェクト単位で作業する

Visual Studio 2026でC言語プログラムを作るときは、まずプロジェクトを作成します。プロジェクトは、C言語のソースファイルや各種設定をまとめて管理する作業用の入れ物です。

C言語そのものは、main.cのようなソースファイルに記述します。しかし、Visual Studioではソースファイルだけを単独で扱うのではなく、プロジェクトの中に入れて管理します。これにより、ビルド方法、実行方法、使用するコンパイラ、警告設定などをまとめて扱えるようになります。

項目内容
ソースファイルmain.cなど、C言語のプログラムを書くファイル
ビルド設定ソースコードをどのようにコンパイルするかを決める設定
実行設定プログラムを実行するときの動作に関する設定
プロジェクト名Visual Studio上で表示される作業単位の名前
保存先プロジェクトやソースファイルを保存するフォルダ

C言語の学習では、最初はコードの内容に集中したいところです。Visual Studio 2026を使うと、ビルドや実行に必要な細かい設定をプロジェクトがまとめて管理してくれるため、初心者でも比較的スムーズに作業を始められます。

プロジェクトという考え方に慣れておくと、今後ソースファイルが増えた場合にも整理しやすくなります。最初はmain.cだけでも、学習が進むと複数のファイルに処理を分ける場面が出てきます。そのとき、プロジェクト単位で管理する意味がより分かりやすくなります。

図:Visual Studio 2026のプロジェクト構成

この図から分かること

この図から分かるのは、Visual Studio 2026ではC言語のソースファイルだけでなく、ビルド設定や実行設定もプロジェクトの中でまとめて管理するという点です。

C言語の学習では、main.cにコードを書くことが中心になりますが、実際に動かすにはコンパイルや実行のための設定も必要です。Visual Studio 2026では、それらをプロジェクトとしてまとめて扱えるため、初心者でも作業の流れを整理しやすくなります。

新しいプロジェクトを作成する

Visual Studio 2026を起動すると、スタート画面が表示されます。ここからC言語用の作業スペースを作っていきます。

最初に選ぶのは、新しいプロジェクトの作成です。この操作によって、これから作るプログラムの入れ物を準備します。Visual Studioでは多くの種類のプロジェクトを作成できますが、C言語の基本学習では空のプロジェクトを選ぶと扱いやすくなります。

手順操作内容
1Visual Studio 2026を起動する
2スタート画面で新しいプロジェクトの作成を選ぶ
3プロジェクトの種類から空のプロジェクトを選ぶ
4次へを選んでプロジェクト設定へ進む
5プロジェクト名と保存先を指定する

空のプロジェクトは、最初から不要なファイルが多く入っていないため、C言語の学習に向いています。学習用のプログラムでは、まずmain.cを自分で追加し、必要なコードを自分で入力していく流れを経験することが大切です。

プロジェクト名は、学習用であれば分かりやすい名前にしておくとよいでしょう。たとえば、Sample、Practice、CLessonなど、自分が後から見て分かる名前にしておくと管理しやすくなります。

保存先は任意のフォルダで構いません。ただし、どこに保存したか分からなくならないように、C言語学習用のフォルダをあらかじめ作っておくと安心です。

手順1:Visual Studio 2026を起動する
手順2:スタート画面で新しいプロジェクトの作成を選ぶ

Visual Studio 2026 を起動したら、
スタート画面で 新しいプロジェクトの作成 をクリックします。

ここから、C言語用の作業スペースを作っていきます。

手順3:プロジェクトの種類から空のプロジェクトを選ぶ
手順4:次へを選んでプロジェクト設定へ進む

次に表示される画面では、
空のプロジェクト を選択して「次へ」をクリックします。

C言語の学習では、
黒い画面(コンソール)で動くプログラム
を扱うため、空のプロジェクトが最適です。

手順5:プロジェクト名と保存先を指定する

続いて、プロジェクトの名前と保存場所を指定します。

項目設定内容
プロジェクト名任意(例:Sample)
保存先任意のフォルダ

ここで指定した名前が、
Visual Studio 内で表示されるプロジェクト名になります。

空のプロジェクトを選ぶ理由

C言語の学習では、最初から複雑なテンプレートを使うより、空のプロジェクトから始めるほうが理解しやすいです。空のプロジェクトでは、余分なファイルが少なく、自分でmain.cを追加してコードを書いていくため、プログラム作成の流れを確認しやすくなります。

Visual Studioには、コンソールアプリやWindowsアプリなど、さまざまなテンプレートがあります。しかし、C言語の基本を学ぶ段階では、まず黒い画面に文字を表示するようなコンソール形式のプログラムから始めるのが分かりやすいです。

プロジェクトの種類学習時の特徴
空のプロジェクト必要なファイルを自分で追加でき、仕組みを理解しやすい
コンソールアプリ初期ファイルが自動作成される場合があり、すぐ動かしやすい
Windowsアプリ画面部品やイベント処理が関係し、初心者には複雑になりやすい

C言語を初めて学ぶときは、まずプログラムの入口、ソースファイル、ビルド、実行という基本の流れを理解することが大切です。そのため、空のプロジェクトを使って、必要なファイルを自分で追加する経験をしておくと、Visual Studioの構造がつかみやすくなります。

プロジェクト名と保存先を指定する

空のプロジェクトを選んだら、次にプロジェクト名と保存先を指定します。ここで設定した名前は、Visual Studioのソリューションエクスプローラなどに表示されます。

プロジェクト名は、学習内容が分かる名前にすると整理しやすくなります。たとえば、最初の練習であればSample、HelloWorld、CPractice01などが考えられます。

設定項目内容
プロジェクト名Visual Studio上で表示される名前
場所プロジェクトを保存するフォルダ
ソリューション名複数のプロジェクトをまとめる単位の名前
作成ボタン指定した内容でプロジェクトを作成する

保存先は、あとで見つけやすい場所を選びましょう。デスクトップに直接置くよりも、ドキュメント内にC言語学習用のフォルダを作って、その中にプロジェクトをまとめると管理しやすくなります。

プロジェクトを作成すると、Visual Studioの編集画面が表示されます。ただし、空のプロジェクトを作成した直後は、まだC言語を書くためのソースファイルがありません。次にmain.cを追加します。

ソースファイルを追加する

空のプロジェクトを作った直後は、C言語のコードを書くためのファイルが存在しません。そのため、ソースファイルを追加する必要があります。

Visual Studioの画面には、ソリューションエクスプローラという領域があります。ここには、プロジェクトに含まれるファイルやフォルダが表示されます。ソースファイルという項目を右クリックし、追加から新しい項目を選びます。

手順操作内容
1ソリューションエクスプローラを確認する
2ソースファイルを右クリックする
3追加を選ぶ
4新しい項目を選ぶ
5ファイル名にmain.cと入力する
6追加を選ぶ

ここで大切なのが、ファイル名をmain.cにすることです。拡張子.cは、このファイルがC言語のソースファイルであることを示します。

もし拡張子を.cppにすると、C++のソースファイルとして扱われます。C言語を学ぶ場合は、main.cのように.cを付けて作成しましょう。

手順1:ソリューションエクスプローラを確認する

作成した直後のプロジェクトには、まだ C言語を書くためのファイルが存在しません。

そこで、main.c というソースファイルを追加します。

手順2:ソースファイルを右クリックする
手順3:追加を選ぶ
手順4:新しい項目を選ぶ

ソリューションエクスプローラの「ソースファイル」を右クリックし、「追加」→「新しい項目」を選択します。

手順5:ファイル名にmain.cと入力する
手順6:追加を選ぶ

ファイル名に「main.c」と入力し「追加」をクリックします。

拡張子 .c は、
「このファイルはC言語のソースコードです」
という意味を持っています。

main.cという名前の意味

main.cのmainは、C言語のプログラムでよく使われる名前です。C言語では、プログラムの実行開始位置としてmain関数が使われます。そのため、最初のソースファイル名としてmain.cを使うと分かりやすくなります。

ただし、ファイル名そのものが必ずmain.cでなければならないわけではありません。別の名前でもC言語のソースファイルとして作成できます。しかし、入門段階ではmain.cにしておくと、教材や解説と対応しやすくなります。

項目意味
mainプログラムの中心になる入口をイメージしやすい名前
.cC言語のソースファイルであることを示す拡張子
main.cC言語学習でよく使われる基本的なソースファイル名

Visual Studioでは、ファイルの拡張子によって扱いが変わります。C言語として学習したい場合は、拡張子.cを意識しておくことが大切です。

SDLチェックを無効にする理由

Visual Studioには、SDLチェックという安全性を高めるための機能があります。SDLはSecurity Development Lifecycleに関係する考え方で、危険な可能性のあるコードを警告やエラーとして扱うことがあります。

実務では、安全性を高めるためにこうしたチェックは重要です。しかし、C言語の入門段階では、基本的な構文を試しているだけでも警告やエラーが表示され、学習の妨げになることがあります。そのため、学習用のプロジェクトではSDLチェックを無効にすることがあります。

項目内容
SDLチェック安全性に関係する問題を警告やエラーとして検出する機能
学習時の注意点初心者向けのコードでも警告やエラーが出ることがある
学習用の対応基本文法に集中するため、一時的に無効にする場合がある
実務での考え方安全性のため、有効にして確認することが重要

SDLチェックを無効にするのは、あくまで学習を進めやすくするためです。実務や公開するプログラムでは、安全性を意識した設定に戻すことが大切です。

SDLチェックの設定を変更する

SDLチェックを変更するには、プロジェクトのプロパティを開きます。ソリューションエクスプローラでプロジェクト名を右クリックし、プロパティを選びます。

プロパティ画面が表示されたら、C/C++、全般の順に進み、SDLチェックの項目を探します。学習用では、この項目をいいえに変更し、OKまたは適用で設定を保存します。

手順操作内容
1ソリューションエクスプローラでプロジェクト名を右クリックする
2プロパティを選ぶ
3C/C++を開く
4全般を選ぶ
5SDLチェックをいいえに変更する
6OKまたは適用を選ぶ

設定画面はVisual Studioのバージョンや表示状態によって少し違って見えることがあります。項目が見つからない場合は、プロパティ画面の検索欄を使うと探しやすくなります。

手順1:ソリューションエクスプローラでプロジェクト名を右クリックする
手順2:プロパティを選ぶ

手順3:C/C++を開く
手順4:全般を選ぶ
手順5:SDLチェックをいいえに変更する
手順6:OKまたは適用を選ぶ

図:main.c追加とSDLチェック設定の流れ

この図から分かること

この図から分かるのは、C言語のコードを書く前に、ソースファイルの追加と学習用の設定確認が必要になるという点です。

空のプロジェクトを作成しただけでは、まだC言語のコードを書く場所がありません。main.cを追加することで、コードエディタにC言語のプログラムを入力できるようになります。また、SDLチェックを学習用に調整しておくことで、最初の段階では基本構文に集中しやすくなります。

コードエディタにプログラムを入力する

main.cを追加すると、Visual Studioのコードエディタに入力できる状態になります。コードエディタは、C言語のソースコードを書くための画面です。

main.c を開くと、コードを入力できる コードエディタ が表示されます。

「コードエディタ」が表示されて、ソースファイルが入力できる状態になります。

ここでは、最初の練習としてHello World.と表示するプログラムを入力します。C言語では、英字や記号を半角で入力する必要があります。全角の記号が混ざると、コンパイルエラーの原因になることがあります。

#include <stdio.h>

int main(int argc, char** argv) {
    printf("Hello World.\n");
    return 0;
}

このプログラムは、画面にHello World.と表示するための基本的なC言語プログラムです。最初はすべての意味を完全に理解できなくても大丈夫です。まずは、入力して保存し、実行して結果を確認する流れを体験することが大切です。

入力が完了した状態のコードエディタ

コード入力時に注意するポイント

C言語は、文字の違いにとても厳密な言語です。大文字と小文字、半角と全角、セミコロンの有無などによって、エラーになることがあります。

ポイント説明
半角で入力する英字、数字、記号は半角で入力する
大文字と小文字を区別するPrintfとprintfは別のものとして扱われる
セミコロンを忘れない文の終わりにはセミコロンが必要になる
波かっこの対応を確認する開いた波かっこには閉じる波かっこが必要
ダブルクォーテーションを正しく使う表示する文字列はダブルクォーテーションで囲む
保存を忘れない実行前にCtrl + Sなどで保存する

特に初心者がつまずきやすいのは、全角記号の混入、セミコロンの付け忘れ、大文字小文字の違いです。見た目が似ていても、C言語では別の文字として扱われることがあります。

エラーが出た場合は、慌てずにエラーメッセージと入力したコードを見比べてみましょう。最初のうちは、小さな入力ミスでエラーになることが多いです。

入力したファイルを保存する

プログラムを入力したら、必ず保存します。保存していない状態では、最新の内容がビルドや実行に反映されない場合があります。

保存するには、Ctrl + Sを押すか、画面上の保存ボタンを選びます。複数のファイルを編集している場合は、すべて保存を使うと安心です。

保存方法内容
Ctrl + S現在開いているファイルを保存する
保存ボタン画面上のボタンから保存する
すべて保存プロジェクト内の変更をまとめて保存する

C言語の学習では、入力、保存、ビルド、実行という流れを習慣にしておくとよいです。保存を忘れると、入力したはずの内容で実行されないことがあり、原因を探すのに時間がかかることがあります。

ビルドと実行の違い

Visual Studio 2026でプログラムを動かすとき、ビルドと実行という言葉が出てきます。ビルドとは、C言語のソースコードをコンピュータが実行できる形に変換する作業です。実行とは、変換されたプログラムを実際に動かすことです。

C言語では、ソースコードを書いただけではプログラムは動きません。コンパイラによって変換され、実行可能な形式になってから動作します。

用語意味
ソースコード人間がC言語で書いたプログラム
コンパイルソースコードを機械が扱える形へ変換する作業
ビルドコンパイルなどを含め、実行可能なプログラムを作る作業
実行作成されたプログラムを動かすこと
デバッグ不具合や動作の原因を調べること

Visual Studioでは、デバッグなしで開始を選ぶことで、ビルドと実行をまとめて行えます。最初の学習では、この操作を使うと分かりやすいです。

プログラムを実行する

プログラムを保存したら、メニューからデバッグ、デバッグなしで開始を選びます。この操作により、Visual Studio 2026がプログラムをビルドし、問題がなければ実行します。

キーボードショートカットを使う場合は、Ctrl + F5でデバッグなしで開始を実行できます。初心者のうちは、メニューから操作して流れを確認するのもよいでしょう。

実行方法内容
デバッグ、デバッグなしで開始メニューからビルドと実行を行う
Ctrl + F5デバッグなしで開始のショートカット
ローカルWindowsデバッガーデバッグ実行を行う場合に使う

デバッグなしで開始を使うと、コンソール画面が開き、プログラムの実行結果が表示されます。今回のプログラムでは、Hello World.という文字が表示されます。

実行後、コンソール画面に続行するには何かキーを押してくださいのようなメッセージが表示されることがあります。その場合は、任意のキーを押すとウィンドウを閉じられます。

ビルドして実行する手順

メニューから、「デバッグ」→「 デバッグなしで開始」をクリックします。

この操作で、コンパイから、実行までが一度に行われます。

実行結果を確認する

実行が成功すると、コンソール画面に次のような内容が表示されます。

Hello World.

この表示が確認できれば、Visual Studio 2026でC言語プログラムを入力し、保存し、実行する基本の流れを体験できたことになります。

最初の段階では、プログラムの細かい意味をすべて理解していなくても問題ありません。大切なのは、自分が入力した内容がコンパイルされ、実行され、画面に結果として表示されたことです。

確認すること内容
コンソール画面が開いたかプログラムが実行されたことを確認する
Hello World.が表示されたかprintfによる出力を確認する
エラーが出ていないかビルドや実行に問題がないか確認する
キー入力で閉じられるか実行後の画面操作を確認する

もし表示されない場合やエラーが出る場合は、入力したコード、保存の有無、ファイル名、プロジェクト設定を確認しましょう。

図:入力から実行結果確認までの流れ

この図から分かること

この図から分かるのは、C言語プログラムの実行には、入力したコードをそのまま動かすのではなく、保存、ビルド、実行、結果確認という流れがあるという点です。

Visual Studio 2026では、この流れを1つの開発環境の中で進められます。最初はボタンやメニュー操作を覚えるだけでも十分です。慣れてきたら、ビルドとは何か、コンパイルとは何か、デバッグとは何かを少しずつ理解していくと、C言語の学習がより深まります。

エラーが出たときの考え方

C言語を学び始めると、エラーは必ずと言ってよいほど出てきます。エラーが出ると不安になるかもしれませんが、エラーは学習の一部です。Visual Studio 2026は、エラーの場所や内容を画面に表示してくれるため、原因を探す練習にもなります。

よくあるエラーには、セミコロンの付け忘れ、全角文字の混入、波かっこの閉じ忘れ、関数名の入力ミスなどがあります。

よくある原因確認するポイント
セミコロンの付け忘れ文の終わりにセミコロンがあるか
全角記号の混入英字や記号が半角になっているか
大文字小文字の間違いprintfなどの名前を正しく入力しているか
波かっこの不足開いた波かっこと閉じた波かっこが対応しているか
ファイル名の違いmain.cとして追加されているか
保存忘れ実行前に保存されているか

エラーを直すときは、一度に多くの場所を変更しすぎないことが大切です。まずは表示されたエラーメッセージに近い場所を確認し、1つずつ原因を取り除いていきましょう。

デバッグなしで開始とデバッグ実行の違い

Visual Studio 2026には、デバッグなしで開始とデバッグ実行の操作があります。最初のC言語学習では、デバッグなしで開始を使うと分かりやすいです。

デバッグなしで開始は、プログラムを通常実行する操作です。シンプルに動作結果を確認したいときに向いています。

一方、デバッグ実行は、プログラムを途中で止めたり、変数の値を確認したりしながら動かすための機能です。学習が進んで、なぜ思った通りに動かないのかを調べたいときに役立ちます。

実行方法特徴学習での使いどころ
デバッグなしで開始通常実行する最初の動作確認に向いている
デバッグ実行途中で止めながら調べられる変数や処理の流れを確認したいときに使う

最初はデバッグなしで開始で十分です。プログラムの基本的な動作に慣れてきたら、デバッグ実行を使って、処理の流れや変数の変化を確認していくと理解が深まります。

Visual Studio 2026での基本操作の流れ

Visual Studio 2026でC言語プログラムを作成して実行する流れは、次のように整理できます。

手順内容
1新しいプロジェクトを作成する
2空のプロジェクトを選ぶ
3プロジェクト名と保存先を指定する
4main.cを追加する
5必要に応じてSDLチェックを調整する
6コードエディタにプログラムを入力する
7ファイルを保存する
8デバッグなしで開始を選ぶ
9コンソール画面で実行結果を確認する

この流れを一度経験しておくと、次からは同じ手順で別のプログラムも作成しやすくなります。

C言語の学習では、最初に環境操作でつまずくことがあります。しかし、プロジェクト作成、ソースファイル追加、入力、保存、実行という基本の流れを覚えてしまえば、その後の学習はかなり進めやすくなります。

最初は動かせたことを大切にする

C言語の最初のプログラムでは、すべての意味を完璧に理解しようとしすぎなくても大丈夫です。include、main、printf、returnなど、見慣れない言葉がいくつも出てきますが、これらは今後の学習で少しずつ理解していけば問題ありません。

最初に大切なのは、自分でプロジェクトを作成し、ソースファイルを追加し、プログラムを入力し、保存して実行できたという経験です。この成功体験があると、次の学習に進みやすくなります。

最初に大切にしたいこと内容
手順に慣れるプロジェクト作成から実行までの流れを覚える
入力ミスに気づくエラーを見ながら修正する経験を積む
実行結果を見る自分の書いた内容が画面に出ることを確認する
少しずつ理解する文法や仕組みは段階的に学ぶ

C言語は、最初は少し厳密で難しく感じるかもしれません。しかし、入力したプログラムが動いた瞬間に、プログラミングの面白さを感じられるはずです。Visual Studio 2026を使いながら、書く、保存する、動かす、確認するという基本操作を繰り返していきましょう。

次に進むために意識したいこと

Hello World.の表示まで確認できたら、C言語学習のスタートラインに立てています。ここからは、表示する文字を変えてみたり、数値を扱ったり、変数や条件分岐、繰り返しへ進んだりしながら、少しずつ理解を広げていきます。

ただし、新しい内容に進む前に、今回の基本操作を何度か繰り返しておくと安心です。新しいプロジェクトを作る、main.cを追加する、コードを入力する、保存する、実行する。この流れを自分でできるようになると、今後の学習で余裕が生まれます。

Visual Studio 2026は多機能な開発環境ですが、最初からすべてを使う必要はありません。まずは、C言語プログラムを作成して実行するための基本操作を身につけましょう。開発環境に慣れてくると、エラーの確認、デバッグ、複数ファイルの管理など、より実践的な使い方にも進みやすくなります。