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【6日でできるJava入門】開発環境:Eclipseの初期設定

 ここでは、Eclipseインストール直後に行っておくと便利な初期設定について解説します。テーマや文字コードの設定、画面レイアウトのカスタマイズ方法など、初心者が迷いがちなポイントを中心に、手順ごとに詳しく紹介します。Eclipseを自分好みの使いやすい開発環境に整えることで、Javaプログラミングをより快適に進められます。

1.テーマの設定

1.1. テーマの種類と特徴

テーマ名特徴
ダーク目にやさしく、長時間の作業に向いている
クラシック標準的な明るい配色で、初心者にもなじみやすい
ライト白を基調とした、すっきりとした配色

インストール直後のテーマはダークになっています。

1.2. テーマの変更手順

1.メニューの「ウィンドウ」→「設定」を選択します。

2.「一般」→「外観」をクリックします。

3.「ルック&フィール」で「クラシック」または好みのテーマを選択します。

4.「適用して閉じる」ボタンをクリックします。

5.再起動の確認画面が出たら「再開」をクリックし、Eclipseを再起動します。

6.起動後、テーマが変更されています。

2.文字コードとファイル設定

2.1. 文字コードの設定

設定項目推奨値解説
テキストファイルのエンコードUTF-8日本語を含むソースコードも文字化けしにくい。
新規テキスト・ファイルの区切り文字WindowsOSの改行コードに合わせておくとトラブルを防げる。

文字コード設定の手順(Windows)

  • メニューの「ウィンドウ」→「設定」を選択します。
  • 「一般」→「ワークスペース」をクリックします。
  • 「テキストファイルのエンコード」で「UTF-8」を選択します。
  • 「新規テキスト・ファイルの行区切り文字」で「Windows」を選択します。
  • 「適用して閉じる」をクリックします。

2.2. 画面レイアウトの調整

  1. デフォルトの画面は情報量が多いため、必要に応じてシンプルにカスタマイズしましょう。
  2. メニューの「ウィンドウ」→「ビューの表示」→「コンソール」を選択しておきます。
    Javaプログラムの実行結果は「コンソール」ビューに表示されます。
ビュー名役割
パッケージエクスプローラープロジェクトやファイル管理
コンソールプログラムの実行結果を表示

3.おすすめの初期カスタマイズ

3.1. よく使うビューを配置する

  • 「プロジェクト・エクスプローラー」「コンソール」「エディタ」を見やすく並べる。
  • 不要なビューは閉じてシンプルな作業空間にする。

3.2. その他の便利設定

設定項目おすすめ内容
フォントサイズ見やすいサイズに変更
自動保存機能有効にして作業ミスを防ぐ。
エディタの色分けキーワードや文字列が見やすくなる。

まとめ

 このようにEclipseの初期設定を自分好みに調整しておくことで、開発効率が大きく向上します。次のコンテンツでは、Javaプログラムの実行方法について詳しく解説します。