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【6日でできるJava入門】開発環境:Eclipseのインストール

 ここでは、Javaの開発に最適な統合開発環境(IDE)であるEclipseのインストール方法を解説します。特に、日本語化されたPleiades All in Oneパッケージを使った手順を中心に、初心者でも迷わず導入できるよう詳しく説明します。Windowsを例に、ダウンロードから初回起動までの一連の流れを理解できるようになります。

1.Eclipseとは何か

1.1. Eclipseの概要

項目内容
開発元Eclipse Foundation
種類統合開発環境(IDE: Integrated Development Environment)
主な用途Javaをはじめとする様々なプログラミング言語の開発
特徴- オープンソース
- 拡張性が高い
- 多数のプラグインによる機能拡張
- マルチプラットフォーム

1.2. Pleiadesについて

項目内容
PleiadesとはEclipseを日本語化するためのプラグインや、各種便利なプラグインをまとめたパッケージ
特徴- Eclipse本体+日本語化+便利な拡張を一括導入
- ダウンロード後すぐに使い始められる
主な提供元Pleiades: Java 統合開発環境 Eclipse 日本語化プロジェクト(公式サイト

2.Eclipseのインストール手順

2.1. Pleiades All in Oneパッケージのダウンロード

1.公式サイト(https://willbrains.jp/)にアクセスします。

「Eclipse 2025」などの最新版を選択します。

2.WindowsユーザーはWindows x64のJavaの「Download」リンクをクリックし、インストーラー(例:pleiades-2025-03-java-win-64bit-jre_20250319.exe)をダウンロードします。

2.2. インストーラーの実行

1.ダウンロードしたexeファイルをダブルクリックします。

2.セキュリティ警告が表示された場合は「詳細情報」をクリックし、「実行」ボタンを押します。

「詳細情報」のリンクをクリックすると「実行」ボタンが表示されます。

2.3. インストールフォルダの指定と解凍

1.「作成先フォルダ」を指定する画面が表示されます(通常はc:\pleiades\2025-03などが初期値)。

フォルダを変更せず、「解凍」ボタンをクリックします。

 デフォルトのフォルダ名でインストールすると、異なるバージョンのEclipseをインストールすることができます。

2.4. ショートカットの作成

1.解凍後、「C:\pleiades\2025-03\eclipse」フォルダを開きます。

2.eclipse.exeを右クリックし、デスクトップにドラッグ&ドロップします。

3.「ショートカットをここに作成(S)」を選びます。

4.デスクトップにEclipseのショートカットが作成されます。

2.5. Eclipseの初回起動

1.デスクトップに作成した「eclipse.exe」のショートカットをダブルクリックして起動します。

初回起動時には少し時間がかかることがあります。

2.「ワークスペースとしてのディレクトリー選択」画面が表示されます。

「この選択をデフォルトとして使用し、今後この質問を表示しない」にチェックを入れると、次回以降この画面をスキップできます。

「起動」ボタンをクリックすると、Eclipseが起動します。

Eclipse 2025のデフォルトテーマはダークモードになっています。

3.Eclipse日本語化と利便性

3.1. 日本語化のメリット

メリット内容
メニューやダイアログが日本語操作に迷いにくく初心者にもやさしい。
設定画面も日本語細かいオプションも理解しやすい。
マニュアル・ヘルプも日本語問題解決しやすい。

3.2. Pleiades All in Oneの利点

利点内容
導入が簡単本体も日本語化も一括でインストール
追加設定不要解凍後すぐにEclipseを日本語で使い始められる。
プラグインも最初から充実Java以外の開発やデータベース連携などにも対応

まとめ

 このようにPleiades All in Oneパッケージを使えば、初心者でも簡単かつ日本語環境でEclipseを利用開始できます。次のコンテンツではEclipseの初期設定について詳しく解説します。