
【6日でできるHTML&CSS入門】PHPプログラムを実行してみよう
ここでは、Web開発で広く使われているサーバーサイドスクリプト言語「PHP」の特徴と、実際にPHPプログラムを作成・実行する方法について解説します。
PHPはWebページを動的に生成するための代表的な言語であり、習得することで「お問い合わせフォーム」「ログイン機能」「掲示板」など様々なWebサービスの開発が可能になります。

1.PHPの基礎と特徴
1.1. PHPとは?
PHPは「Hypertext Preprocessor」の略で、サーバー側で動作し、Webページを動的に生成できるプログラミング言語です。
特徴 | 説明 |
---|---|
サーバーサイド言語 | ブラウザではなく、サーバー上でコードが実行される。 |
HTMLに埋め込める | HTMLファイルの中に直接PHPコードを書き込むことができる。 |
データベース連携が容易 | MySQLなどのDBと簡単に連携できる。 |
無料で利用可能 | オープンソースでライセンスフリー |
多くのレンタルサーバーが対応 | 初心者でも環境構築が簡単・学びやすい。 |
1.2. PHPプログラムの基本構造
PHPのコードは <?php ... ?>
で囲みます。
<?php
echo "こんにちは、PHPの世界!";
?>
上記のように echo
を使って文字を出力するのが基本です。
2.PHPプログラムの実行準備
2.1. MAMPのインストールと起動
PHPプログラムはサーバーが必要です。
初心者向けにオススメなのが「MAMP」というローカルサーバー環境です。
以下の記事を参考にしてください。
2.2. プログラムの保存場所
WindowsでMAMPをインストールした場合、
PHPファイルは「 C:\MAMP\htdocs 」フォルダ内に保存します。
3.PHPプログラムの作成と実行
3.1. サンプルPHPプログラムの例
たとえば「今日の日付」を表示するPHPプログラムを作ってみます。
ファイル名: today.php
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>PHPテスト</title>
</head>
<body>
<h1>PHPテストページ</h1>
<p>
<?php
date_default_timezone_set('Asia/Tokyo'); // タイムゾーンを東京に設定
echo "現在の時刻は " . date("H:i:s") . " です。";
?>
</p>
</body>
</html>
サンプル解説
行 | 内容 |
---|---|
1 | <?php ... ?> の間にPHPコードを書く |
2 | echo は文字列の出力。date() 関数で今日の日付を取得 |
3 | ドット(. )で文字列と関数の結果を連結 |
3.2. 実行方法
1.上記プログラムを「today.php」として保存
保存場所例:C:\MAMP\htdocs\today.php
2.MAMPを起動(Apacheサーバーをスタート)

3.Webブラウザで
「http://localhost/today.php」
と入力してアクセス
画面には
「今日の日付は 2025年06月22日 です。」
(※日付は実行時のもの)
と表示されます。

4.PHPの今後の学び方アドバイス
- 公式マニュアル(https://www.php.net/manual/ja/)が非常に充実しているので、まずはサンプルを実行しながら読むのがおすすめです。
- 基本構文(if文、繰り返し、関数、配列、フォーム連携)を体験的に学んでいくと理解が深まります。
- セキュリティやエラー処理なども初期段階から意識しましょう。
- 少し慣れてきたら、MySQLなどのデータベース連携や、外部ファイル操作、Web API連携なども体験してみましょう。
【タグ/関数まとめ表】
項目/関数名 | 説明 |
---|---|
<?php ... ?> | PHPコードの開始・終了 |
echo | 文字列や値を出力 |
date() | 指定フォーマットの日付や時刻を取得 |
.php | PHPファイルの拡張子 |
MAMP | ローカルWebサーバー環境(Windows/Mac両対応) |
まとめ
PHPはWebページに動的な機能を簡単に追加できるサーバーサイド言語です。
まずはサンプルコードを実際に動かし、画面に出力結果を表示してみましょう。
ローカル環境(MAMP)を活用しながら学習を進めることで、Web開発の幅がぐっと広がります!