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【6日でできるHTML&CSS入門】開発環境の構築:Chromeのインストール

開発環境の構築:Chromeのインストール

 Web制作において、ブラウザはページの見た目や動作を確認するために欠かせないツールです。数あるブラウザの中でも Google Chrome(以下、Chrome)は、世界的にもっとも多く使われており、表示の安定性や開発者ツールの充実度から、多くのWebクリエイターが標準環境として利用しています。特にWindows 11では初期状態でインストールされていないため、手動でのインストールが必要です。ここでは、Chromeを使う理由と、インストールの具体的な手順について丁寧に解説します。

1.Chromeを使用する理由

1.1. Chromeの特徴とメリット

Chromeは、Googleが開発した高速で安定したWebブラウザです。以下のような利点があります。

項目内容
高い互換性HTMLやCSSの仕様に忠実な表示がされやすく、他のブラウザと比べてトラブルが少ない。
クロスプラットフォーム対応Windows、macOS、Linux、Android、iOSなど、多くの端末で利用可能
ユーザーシェアが高い世界的な利用率が高く、多くのユーザーが利用しているブラウザ
開発者ツールの充実Web開発に役立つDevToolsが標準搭載されており、検証・デバッグ・パフォーマンスチェックが容易

1.2. 初期状態でのブラウザ状況(Windows 11)

 Windows 11の標準ブラウザはMicrosoft Edgeであり、Chromeは最初からインストールされていません。そのため、開発用としてChromeを使用するには、ユーザー自身がインストールを行う必要があります。

2.Chromeのインストール手順(Windows 11)

2.1. ダウンロードサイトへのアクセス

まずは、Edgeを使ってChromeの公式サイトにアクセスします。

表示されたページ内の「Chrome をダウンロード」ボタンをクリックします。

2.2. インストーラの実行とインストール

1.ダウンロードされたインストーラ(例:ChromeSetup.exe)をダブルクリックして実行します。

2.ユーザーアカウント制御(UAC)の確認画面が表示されたら、「はい」を選択します。

3.ダウンロードが自動で進行し、インストールが開始されます。途中で設定変更は必要ありません。

4.数分でインストールが完了し、自動的にChromeが起動します。

5.デスクトップに「Chromeのショートカットアイコン」が自動的に作成されます。

2.3. インストール後の確認

 Chromeが起動したら、検索バーや設定メニューが表示されることを確認しましょう。以降、Webページの動作確認や開発作業においてChromeを利用できます。

まとめ

 Web制作において、Chromeは動作確認や開発ツールとして欠かせないブラウザです。Windows 11では自動でインストールされていないため、本記事を参考にインストールを済ませておくことで、今後の開発作業がスムーズになります。Chromeの導入は、Webクリエイターとしての第一歩です。